◆◇ フレキシブルワイヤーたれ ◇◆ 

151107 海と太陽

◆◇ フレキシブルワイヤーたれ ◇◆

 旧日本の帝国海軍では、こう教えられていたそうです。
「アングルバーではなく、フレキシブルワイヤーたれ」 と。

 これは鉄でできたワイヤーのように、自由自在、柔軟な発想で臨機応変な対応をすることを、教えた言葉です。(注)

 これが逆にアングルバー、つまり 「鋼鉄の棒」 のようだと、硬直した考えで決められた通りにしか動きません。
「マニュアルには、こう書いてあります」 という世界ですね。
命じられたことだけを、あくまで愚直に貫く。
これは良いことのように思われますが、個人でも全体でも、破局をもたらす考えであることが多いです。

 かつてのソ連軍では歩哨 (見張り )に立たされた兵隊さんは、凍死することが多かったそうです。
ついうっかり、上官が歩哨の存在を失念して、撤収の命令を下さないと、死ぬまでたち続ける。
愚直なほど精励したということでしょうが、根本的には、ソ連社会自体に 「フレキシブルワイヤー」 的な考え方が絶無だったからでしょう。

 面白いもので、この日本社会も 「鋼鉄の棒」 の部分が、かなりあります。
最近の世界で絶賛されている日本人のモラル。路上に放置しても盗難にあわない。
落とした現金が警察に届けられる。夜間に子供が一人歩きできる。これはみな素晴らしい日本の高度なモラルを表します。
しかしその長所が一方では、あきらかな短所として出てしまうことが、往々にしてあるのです。
それは、真面目すぎることです。

 最近のテレビドラマ 「下町ロケット」 やら、「あさが来た」 なんか見てると、経営者の苦しみがひしひしと伝わってきます。
私も小なりといえども経営者の端くれ。他人事とは思えません。
成功すれば万々歳ですが、失敗すればドラマのように夜逃げ、一家離散となってしまいます。
そして本当に、中壮年の自殺原因のトップは 「経済苦」 です。
仕事で失敗したり、借金で苦しむと、自殺するまで追い込まれるのが、日本の社会なわけです。
これもまた一つの 「アングルバー」 ではないでしょうか。

 これが外国ですと、かなり事情は違います。
あるアジアの人に聞いたら 「借金なんか返すんですか?」 ですって。これには参りました。
それに南米の方には 「死ぬくらいなら強盗でもする」 と言われ、これも絶句。
確かに、こうした日本とは反対の極致にある考えだと、自殺なんか馬鹿らしくてできませんね。
これは何も犯罪や借金の踏み倒しを推奨しているわけではありません。
ただ、日本の思いつめたような生真面目さ以外に、考え方は多様にあるという一例ですので、誤解はなさりませんように。

 このように、日本人の生真面目さは、逆境が立ち現れたときにマイナスになる場合があります。
旧日本の帝国陸軍も、追い詰められると自殺のような 「万歳突撃」 をしてしまいました。

 絶望的な状況では最後の突撃で華々しく散ることは、武人の本懐かもしれません。
日本人全体に 「アングルバー」 の気質があるのかもしれません。
しかし知恵の限りを尽くして、生きて生きて生き抜くということはとても大事です。

 だから、いじめで苦しんでいる子供たちも 「アングルバー」 になって硬直してはなりません。
「フレキシブルワイヤー」 になれば、いくらでも解決策はあるはずだからです。
今の日本では、巨額の借金不履行でも生命までは取られません。
それならば、どんな困難な環境であっても、何とでもできると思います。
どうとでもなるのです。
道は無限です。
極論ですが 「借金踏み倒せ」 なら 「学校なんか行くな」 かもしれませんし、
「死ぬくらいなら強盗する」 のなら 「武道を学び強くなる」 のも道でしょう。

 とにかく 「アングルバー」 で硬直して、ソ連の歩哨のように凍死してはなりません。

「フレキシブルワイヤー」 となって、細いのに一万トンの軍艦を牽引できるようになりましょう。

 最後にもう一度言いましょう 「道は無限」 です。

担当 こしがやじろう

(注)
アングルバーとは棒状の金属部材、フレキシブルワイヤーとは鋼でできたロープのことです。



 

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[ 2015/11/07 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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