★☆ 友情のベンチ ☆★ 心の居場所という言葉が教育界で語られてから20年以上が経つ。現在、大人が居場所をつくるだけでなく、子供自身が絆をつくることが大切である。そう語られている。
いじめは、「そこに存在していていい」 という安心感を奪う。
「ここにいてはいけない」 「どこにも居場所がない」
存在を否定された子供は、この星の上のどこにも居場所がなくて、自らの命を絶ってしまう。
子供が自分自身の存在感や安心感を得られる場所を保証するのは、大人の最低限の義務だ。しかし大人が居場所をつくるだけでは十分ではなく、子供自身が絆をつくることの必要性が訴えられている。
子供が本当に求めているのは空間ではなく仲間なのだ。
そんなニーズに応えられるバディベンチというアイデアが海外で広がっている。
内気な性格で友達に話しかけられず、一人でいる子供が、バディベンチに座ると 「仲間に入れて」 という意思表示になる。それを見かけた子供が積極的に 「一緒に遊ぼう」 と声をかける。
友達がつくれたり、いじめがなくなったりという効果をバディベンチは生み出している。
かつてドイツにユダヤ人専用ベンチというものがあった。南アフリカには白人専用のベンチというものもあった。
そんな時代を終わらせたのは、差別と闘った人たちの勇気である。
今ベンチを差別の象徴ではなく、友情の象徴へと変える必要がある、それは現代に生きる心ある人たちの役目だ。
命のビザでユダヤ人6000人を救った杉原千畝を生んだ日本で、まだバディベンチは広がっていない。
彼はかつてこう語った。
「私たちと同じ立場の人が仮に百人いたとしても、このユダヤ人たちを助けようとしないかもしれない。でも僕たちはやろうか。」
担当 守矢 光児

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