☆ 共同体感覚を高める ☆ 昨年沖縄の宮古高校で、全員でサングラスをかけて合唱祭に参加したクラスがあった。決して不真面目な思いでやったわけではない。
これは子宮頚がんワクチンの副作用で、光に敏感に反応し、室内でもサングラスが必要な生徒がいたためである。「サングラスをかけて登壇すると目立つかな」と心配する彼女に対し、級友が「それだったらみんなでサングラスをかけて歌ったらいい」と提案したものだ。
本番後会場は大きな拍手に包まれ、級友は副作用で苦しむ彼女に「ありがとう、おかげで一つになれた。最高のクラスになれたね」と声をかけたという。
共同体感覚という言葉がある。所属している集団での一体感、安心感、所属感とでも言うべきものである。
いじめの多く発生する学級では、共同体感覚は低い。一体感がないから、級友を攻撃することに抵抗を感じない。絆がないから、ターゲットを攻撃することによって、結束を図ろうとする。安心できる居場所がないから、誰かを攻撃することで自分の居場所を見つけたような気になる。
攻撃する側は、被害者の人と違う点を探し、いじめの口実にしたがる。
もともと人はそれぞれ違いがある。違いがあるところに攻撃の引き金が引かれるのなら、いじめは永遠に終わらない。アメリカの歌姫テイラー・スウィフトは、いじめを受け、友人のパーティーに誘われなったときに、家でギターを練習したという。そして違っていることは素晴らしいと語る。
ファンからのいじめ相談を受けて彼女はこう答えた。
「彼らの醜い言葉を、あなたの美しい心に残しちゃダメ」
美しい心と美しい言葉を世界にあふれさせること。そうなればいじめはなくなっていくのだろう。人々が本来持っているであろう美しい心で、世界が一つになっていく。そんな未来を夢見てならない。
担当 守矢 光児

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