★☆ のんびりとした時間を ☆★ 

161221 美瑛の日輪

★☆ のんびりとした時間を ☆★

 中学校国語の教科書に一風変わったエッセイがある。映画 「地球交響曲」 で知られる龍村仁監督の 「ガイアの知性」 だ。

 その中で龍村さんは、地球全体が一つの生命体であるというガイア理論に言及しつつ、この地球には2つの知性が存在するのではないかと論じている。一つは人類が高度に進化させてきた 「攻撃的な知性」 であり、もう一つは、イルカや鯨、象が持つ 「受容的な知性」 である。
 受容的な知性とは自然をコントロールしようとするのではなく、繊細に理解し適応して生きるための知性だ。これらの動物は人が考える以上に高度な精神活動を行っており、深く関わる人たちは畏敬の念さえ抱いているという。龍村さんは、人類は鯨や象の知性に学び、真のガイアの知性へと進化すべきだと訴える。

 さて、現代の子供達には、受容的な知性を身に着ける場所はあるのであろうか。
 もちろん、学業やスポーツ等における子供の努力や切磋琢磨を否定するつもりはない。ただ、かつての子供は、放課後何もせず、ぼおっとして過ごす時間があったのではないだろうか。ちなみに龍村さんの趣味は、5歳の頃から日向ぼっこだそうである。

 ベネッセ教育総合研究所が2013年に実施した 「子どもの生活時間の実態と時間に関する意識」 調査では、小学生の74.2%、中学生の85.1%が、「もっとゆっくりすごしたい」 と回答している。

 学校が終われば、塾や部活動に追われ、休日もままならない。わずかな隙間時間はスマホやゲームに費やされ、ぼんやりとしていると、親に 「勉強したの?」 と声をかけられる。

 何かに追い立てられ、自分自身のペースでのんびりと過ごすことのできない子供達。自分自身を受容できない子供達は、他の子供を受容することはできない。過度の受験競争がいじめを助長するという意見は今までもあった。しかし、それは一面的なように思える。むしろ自分自身を受容できない子供時代の過ごし方が、いじめに拍車をかけているように思われる。

 ゆっくりとした時間は、自分自身を取り戻す力を持っている。いじめなんかしない自分、いじめの傷から立ち直る自分。自分自身を取り戻すには、時間にしかできないこともある

 さあ、もうすぐ冬休みや正月が待っている。子供には、何もしないという贅沢を教えてみてはどうだろうか? よく縮むバネは、よく伸びるのだから。

担当  守矢 光児


 

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[ 2016/12/21 23:57 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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