☆★ 先生の暴力は犯罪 ★☆ 三学期に入って、日本列島は大雪など大寒波による厳しい寒さが続いています。
インフルエンザも大流行しており、学級閉鎖が相次いでいます。
今学年も終わろうとしているにもかかわらず、今年になって教師による子供たちへの加害事件が、次々と明らかになっています。
1月23日、北九州市の市立小学校の男性教諭が6年生の男子児童の顔を蹴り、顔の骨を折る重傷を負わせています。
休み時間に体調不良を訴えて保健室で検温していた児童に対して、「3時間目が始まったので教室に戻るように」 と促しましたが、従わなかったので顔を蹴ったもので、教師は、「スイッチが入ってしまった」 と言っているとのことです。
青森県教育委員会は、1月10日、体罰をした教師2名への懲戒処分を発表しました。
三戸郡内の中学校の男性教諭は、2015年8月から17年3月までの1年半以上に渡って、部活中などに、男子生徒4人に対して、顔に唾をかけたり、平手打ちにするなどの体罰を繰り返し、減給10分の1 (3カ月) の懲戒処分になりました。
80回も唾をかけられた生徒や、50回以上平手打ちをされた生徒もおり、脛を蹴ったり頬をつねったりもしていたとのことです。
また、青森市内の中学校の女性教諭は、2017年3月、「声が小さい。しっかりしなさい」 と激怒。女子生徒の尻を膝蹴りして、「腰椎棘突起骨端線損傷」 という全治3ヵ月のけがをさせて、減給10分の1 (1カ月) の懲戒処分になりました。
2人とも過去にも生徒への体罰で口頭訓告を受けていました。
福岡市では、1月31日、市立小学校3年の男児が、担任の男性教諭からの暴力で、鎖骨骨折の重傷を負っていたことがわかりました。
昨年12月19日、男児が算数の宿題を忘れたため、午前中の休み時間にするように指導。しかし、その後も宿題をしていないようだったので、男児の胸ぐらをつかんで廊下の壁に押しつけるなどしたとのことです。
1月30日には、東京都教育委員会によって女性教諭が戒告処分になりました。
この教師は、2014年1月31日、都内の区立小学校で、担任していたクラスに欠席者が多く、給食が余ったことから、「お代わりして、みんなで残さないように食べなさい」 とクラスの児童全員に指示。
男子児童の一人は 「もう食べられません」 と訴えましたが、無理やり食べさせ、児童は嘔吐したということです。
他にも、2013年から2014年にかけて、児童に対して、「学校に来なくていい」、「最低だね」 などの暴言を言ったり、事情も聴かずに児童が鉛筆を盗ったと決めつけるなどしていました。
保健室から戻らないとか、宿題をしないとか、声が小さいとか、自分の思うままにならないからと言って、「スイッチが入って」 しまい、教師が子供たちに暴力をふるう・・・。
教師の言うことを聞かない子供たちに対して腹立ちを抑えきれないということですが、もう一面には、子供に言うことをきかせる能力のない教師が、体罰にたよってしまうという側面も伺えます。
しかし、それだけではないようにも思われます。
給食指導においては、食べるのが遅い子や、好き嫌いのある子に対して個別に指導することはあるかと思いますが、前述の教師のように、余った給食を、吐くまでして片付けさせるなどは考えにくい行為です。
そこまでする背景には、教師本人が 「自分のクラスでは給食を残さない」 という強い誇りを感じていた、あるいは、「給食を残してはならない」 という強いプレッシャーをかけられていたか、という2つの理由ぐらいしか浮かびません。
特に組織による逆らうことを許さないような強い圧力は怖いものです。
運動部の部活での暴力も、「あの先生が顧問になってから弱くなった」、「指導力がない」 と言われたくない、「伝統校なので勝たねばならない」 などのプレッシャーに教師が負けてしまったのだろうと考えられます。
本来、教師は子供たちを育むためにいます。
子供たちが言うことを聞かない、あるいは組織的圧力がかかるなどの要因はありますが、いずれにしろ、教師が本来の職務を忘れて、子供たちよりも自分都合を優先した結果が暴力事件となっていると言えます。
先生方には、何が正しいのか、本来はどうあるべきなのかを常に考え、感情に揺さぶられるのではなく、理性的な行動をすることを期待したいものです。
教師からのいじめや暴力についてもご相談を受けています。
ご心配なことがありましたら、ご遠慮なくご相談ください。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井 妙子

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