★☆ 勇気をもって、小さな一歩を踏み出せ ☆★いじめについて、考える時に、いつも心の中に浮かんでくることがある。
「どうしていじめが起こるのか」と。
本当は、誰かがいじめられるのを見たら、誰でも心が痛むと思う。
「かばってあげたい」と思いながらも、次は自分がいじめられるんじゃないかと不安になる。
そして、傍観者になってしまう。
他人を大切にできない時は、実は、自分を大切にできていない時だ。
自分の気持ちを出したいのに、出せない。
もどかしさを感じているのだ。
一方、いじめている人は、人をいじめることで自分の心のバランスを取っている。
しかし、どうだ。
いじめられた人は、心が壊れ、人生の表舞台に戻れない。
長い苦しみが襲う。
いじめているあなた、
あなたは不安や癒せない心で苦しんでいるかもしれない。
でも、目を背けないで、
いじめられ、傷つき、さらされている人の心を見てほしい。
感じてほしい。
人をいじめても、苦しさからはのがれられないんだ。
日本のいじめの現状を見る時に思い出すことがある。
私は2017年6月に西アフリカのベナン共和国に行った。
ベナンで訪れた孤児院での話。
日本人の方が定期的に訪れ、教科書や蚊帳を寄付してもらっている、と聞いた。
学校で教科書を見て授業が受けられるようになった喜び。
蚊帳のおかげで、マラリヤや蛇の恐怖から救われたことへの感謝。
だから、日本人の私をとても歓迎して迎えてくれた。
そこで、ある19歳の少女と出会った。
少女は、勉強ができる喜びにあふれていた。
本を寄付してもらい、読書感想文のコンクールで選ばれたと語っていた。
読書感想文を読ませてもらった。
涙が止まらない。
この19歳の少女の語る言葉に心震える私がいた。
「私はずっと人を信じられなくて、いつも一人だった。
だけど、ある日本人の方に出会い、人を信じることができるようになった。
アフリカの問題は、戦争や飢餓ではない。
アフリカの問題は、愛の欠如だ。」
そう彼女は書いていた。
「私は愛によって救われた」と言っていた。
その日本人の訪問は、凍っていた彼女の心を溶かし、ひらいていったのである。
いじめの問題も、その根底にあるのは、愛の欠如である。
愛されたことがある人は、自分も愛せるし、他人も愛す。
自分を愛している人は、自分に自信が持てる。自分を大切にする。
自分を大切にする人は他の人も大切にできる。
いじめなど起こらない。
日本は高度成長期を経て変わったように思う。
世の中の進化は、人々の思いを良い方にも悪い方にも変えていった。
素晴らしい日本の躍進は、プラスの方向。
ただ、崩れてしまったものもある。
例えば、父母への尊敬の念、学校の先生に対する尊敬の念。
世界にたった一人しかいない自分自身を大切にすること。
日本人らしささえも。
しかし、大切なことが、全てなくなってしまったというつもりはない。
見えなくなってしまっているだけ。
実は、あなたの目の前に今もある。
何かに追われる生活から、何かを生み出す生活に戻す時が来た。
何かができて、人は素晴らしいのではなく、
人は生きていることだけで素晴らしい。
あなたが、あなたであることを大切にし、
あなたにしかできない何かを大切に育み、
あなた自身の個性を輝かせることが、
新しい始まりとなるだろう。
生命(いのち)を与えられたことに感謝し、
自分を信じ、自分を愛して生きていく。
自ら 小さな一歩を踏み出す
私も 今、踏み出したところである。
泉章子の子ども未来プロジェクト代表
泉 章子(いずみ しょうこ 元小学校校長 )

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