☆SNSでのいじめ相談 島根県の取組み☆ 昨年2月に島根県議会に陳情し、その後も継続して開設を呼びかけていた、LINEによるいじめの相談窓口が、島根県教育委員会によって、2019年8月29日~9月12日までと、2020年1月5日~1月19日までの2回、計30日間、「ツナガルSNS相談」として開設されました。
これは、文部科学省の「SNS等を活用した相談体制の在り方に関する調査研究」事業に参画したもので、島根県内の全公立高校及び特別支援学校高等部の生徒たちを対象にLINE相談を受け付けました。
その結果、第1回目は431件、第2回目は320件の相談が、子どもたちからで寄せられました。一方、同期間の電話相談は第1回目の期間には26件、第2回目の期間にはわずか6件でした。
このことから、改めて必要性を感じ、今年2月の島根県定例議会に、LINEによる相談窓口を常時開設すること、中学生まで対象を拡大することなどを新たに陳情しました。
陳情について、島根県議会は「趣旨採択」としました。「趣旨採択」とは、陳情の趣旨については十分に理解できるが、財政事情等から願意をそのまま実現することが困難な場合などに、「採択」できないが、「不採択」ともしないで、「趣旨には賛成である」という意味の議決をすることです。
そして、陳情の趣旨が実効化されて、今年度は「しまね子どもSNS相談事業2020」として、島根県教育委員会は、2020年7月5日~10月10日までの98日間、LINEを活用した相談窓口を設置しました。
前年度と比較して開設日数は3倍以上に増え、対象も中学生や私立学校の生徒にまで拡大して実施されることになりました!!
しかも、前年度は文科省支援事業に参画する形でしたが、今年度は島根県として独自に予算が組まれたということも大きな前進だと思います。
新型コロナウィルス感染防止の影響で、家庭内DVなども増えていると言われています。ますます子ども達の心のケアが大切になっているこの時期に、LINE相談窓口の充実は朗報であると思います。
島根県の電話相談窓口は毎日開設されていますが、前述のとおり、今の子どもたちは電話が苦手なため相談が難しい状態です。
子どもたちからの相談のハードルを下げる、SNS相談という取り組み、もっと多くの子どもたちからの声を聴くためには、毎日、相談を受け付けることが必要です。
これからも「常時開設」に向けて活動を継続していきたいと思います。
いじめの早期解決に向けて、ご相談を受けています。
お子さんのことでご心配なことがありましたら、ご遠慮なくご相談ください。
いじめから子供を守ろうネットワーク
松江代表 いじめ相談員 村松 利恵

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