◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 文科省は「生徒にうそをつかない」教師の育成を ◇◆
秋本番。各地で紅葉が見頃とのたよりが届いています。
先ごろは、近くの学校でも文化祭が開催されておりました。
子供たちには楽しく学校生活を送ってほしいと常に願っているのですが、残念な事件が起きています。
11月9日、新潟県燕市で女子中学生が「いじめられていた」という遺書を自宅に残して、校舎から転落して死亡してしまいました。
燕市教育委員会は、早々に月内にも第三者委員会を開催すると決定したとのことです。
詳細は不明ですが、子供が自殺したというニュースに触れることは辛いものです。
私たちにもっと力があったらと不甲斐なさを感じます。
さらに以前にもお伝えした事件ですが、今年3月、旭川市でいじめを受けていた女子中学生が凍死状態で発見された事件の続報が各紙で報道されています。
11月3日の報道では、北海道教育委員会が遺族に開示した文書によって、2019年6月に川に飛び込み自殺未遂した際に、川の中から中学校に電話で「死にたい」と訴えていたということが、明らかになったとのことです。
遺族側の弁護士は「この時点でなぜいじめ重大事態として対処しなかったのか理解に苦しむ」と話しています。
続いて本事件について11月12日には、地元の情報誌「月刊メディアあさひかわ2019年10月号」のいじめで自殺未遂したという記事を否定する文書を保護者に配布していたということも伝わってきています。
学校側が、いじめ報道を否定していたことが分かりました。
読売オンラインやHTB北海道ニュースによると、2019年9月に配布されたこの文書は、校長とPTA会長の連名で、
「ありもしないことを書かれた」
「いわれのない誹謗中傷をされ驚きと悔しさを禁じ得ません」
などと述べられていたというのです。
これら事実については今年の前半に文春オンラインでも報道されておりましたが、今月になって再び取り上げられています。
それだけ内容が重く、やるせなく、許しがたいと感じている方が多い事件だと思います。
「死にたい」と学校に電話し助けを求める心の叫び、報道によると電話を受けて川まで教師が駆けつけたとのことですが、その後は放置したとしか言えません。
学校はこの子を救うこの最後のチャンスを逃してしまったのです。
さらにそのことが報道されるや否や、いきなりの完全否定。
どこに行けば守ってもらえるのでしょう。
絶望しか生みださなかった「学校」。
この罪については、しっかりと責任を取らせる必要があります。
「学校がしたことだから、しょうがない」で、警察も教育委員会も済ませてはなりません。
「いじめは放置したほうが、学校や教師が傷つかなくて済むんだ」などということがまかり通るような世界であっては、子供たちに対しての示しがつきません。
潔く「責任を取る」ということの大切さを子供たちに示すべきです。
しかし、残念ながら「責任を取ります」という教師や関係者の姿はいまだに伝わってきません。
こんな教育委員会なんかいりません。こんな教員など、必要ありません。
文部科学省は、子供たちに、胸を張って、そして正々堂々、
「これは間違っている。これは正しい。隠すな。嘘を付くな」
と言える教師を全国に溢れさせてほしいのです。
テレビドラマの「日本沈没」は物理的に日本が沈没する話ですが、隠蔽を画策するような教師、いじめを放置するような教師、子供の生命などどうでも良いと思っているような教師、このような教師ばかりなら、精神的に「日本沈没」が起きてしまいます。
教育立国日本という言葉があります。
世界的にも不安定な時代です。
誰から見ても立派だと思えるたくさんの先生方がいらっしゃる間に、日本として教育界の立て直しに着手しなくてはならないと思います。
まもなく12月です。
学期末は何かと忙しく、またいじめ相談も多くなりがちです。
お子様のことで気になることがございましたら、どうぞご相談いただければ幸いです。
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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