☆★ ああ、「翔んで埼玉」 輝かしき時代 ★☆ 私は、まだ小さい頃に、母親の実家がある埼玉に引っ越してきました。あの「翔んで埼玉」の埼玉です。
それまでは、横浜で文明的(?)な生活を送っていました。キリスト教の日曜学校に通ったり、港の見える丘公園で、金髪の子供と遊んだりしていたのです。
それが、一撃で「翔んで埼玉」です。
子供の眼から見たら、まるでジャングルです。うじゃうじゃいる猛獣(といってもカエルに魚にザリガニに、昆虫ですけど)、そして原始人と見紛う野趣あふれる子供たち。
横浜とは別世界に投げ込まれた、それこそカルチャーショックでした。港の見える丘公園からタイムスリップしたのは、本当にスペクタルな野生の世界。当時の私にはそうしか思えませんでした。
遊んでいる最中に、オヤツだと称して生卵をススる猛者がいましたし、カエルだトンボだザリガニだのにとって、子どもたちの存在とは、とんでもなく酷い虐殺者でしかなかったことでしょう。
ショックが強すぎて詳細には触れられません。しかし、その一例を、あえてご紹介いたしましょう。
例えば「かえるのビンタ」です。この「ビンタ」ができなければ、オトコだと認められないという、男子必須の業でした。内容は……ご想像に任せます。
そして更に勇者として君臨する子は、「皮剥き」という伝説の大技が可能なのです。さらなる猛者は、カエルのお尻にストローを刺して……。ああ、カエルの魂よ安かれ。
そのジャングルには、様々な危険地帯がありました。危険な野獣の生息地帯(ガキ大将のテリトリーです)に、腐敗臭の漂う殺戮現場(ザリガニの漁場の用水路です)等々。
しかし、その中でも、私にとって一番恐ろしい所、そのチャンピオンは「肥溜め」でした。
「あいつの弟、肥溜めに落ちたらしいよ」
教室でヒソヒソと囁かれる、恐怖に満ちた言葉、
「肥溜めに落ちる」。
ノストラダムスの終末予言にも似て、人生がそれで全ておしまいの様な、絶望すら感じさせる言葉でした。
ちなみに「肥溜め」とは、畑の肥料にするため人糞を溜めて発酵させるための溜池です。ですから、とってもすごい臭いがするんです。
そんなものに落ちるはずがないと、疑問に思われる向きもあるでしょう。しかし当時の「翔んで埼玉」の野趣あふれる子供たちを、甘く見てはなりません。
その中の勇者とも言うべき者たちは、肥溜めの腐りかけた木の蓋の上で、敢えて乗るのみならず、跳び跳ねる者までいるのです。
我が家の目の前にも、使用されなくなった肥溜めがありましたが、そこから救出された勇者は1人だけではありません。
いかに小学生時代が「翔んで埼玉」のジャングル暮らしだとしても、成長して中学生になったら、さすがに文明人の仲間入りができるだろうと、皆さんも思われることでしょう。
しかし残念ながらジャングルぶりは加速します。と言うよりは、縄文以前の文化から一足飛びに戦国時代にタイムスリップしたと思った方がいいかもしれません。
まあ女の子の世界は文明的だったかもしれませんが、これは秘密のベールに覆われています。
しかしこんな文章、埼玉県民には見せられんなホント。
まあ、こうした子供の頃の弱肉強食の世界は、藤子不二雄さんの「少年時代」という作品にも恐怖とともに描かれています。
戦前の男の子は大変だったなあと、同情するとともに、自分の埼玉県民としての男の子時代も、日本伝統の継承だったのかと、多少納得したものです。何もジャングルは埼玉だけではないと。
そういえば、これは河内のご出身の方が言っていたのですが、河内では大人になっても、目が合ったら喧嘩になると聞いたことがあります。大の大人が道端で「メンチを切った!」と喧嘩になるというのです。まあ上には上があるのですねえ。
しかし「翔んで埼玉」でも、中学生の頃の自分は大変でした。成績だけが指標なら、ある意味で簡単なんですが、そこに力や身体能力による階層社会が存在しまして、結局、「猿山」の「ボス猿」の座を賭けた、熾烈な序列争いという戦国時代が始まったのです。
読者の皆さんの貴重な時間を奪うだけのようなアホくさい話ばかりしてしまって、正に汗顔の至りです。今考えると、本当にどうでもいいことなのですが、しかし当時はそれこそ、生きるか死ぬかの大問題だとしか思えませんでした。
大人になってみれば、過去は本当に夢のようです。「翔んで埼玉」のジャングルも戦国時代も、みんなお伽噺(おとぎばなし)の中のようで、あの当時の悩みや戸惑いは、かえっていい思い出になっています。
どんな苦しみの中にあろうとも、過ぎ越せば全部が教訓と経験になります。それは成功だけはなく、失敗であったとしても、全く同じです。成功なんかするのは、ほんの一握りで、大多数は失敗と失意の連続かもしれません。その失敗であっても、長いときの流れの中で痛みは遠ざかり、教訓や知恵が、砂金のように底に光るようになるのです。
今現在、ジャングルや戦国時代にあって、苦しみのどまん中にある方がいたならば、どうか、時の流れが痛みを和らげることを信じていただければと思います。
そして巌(いわお)のように見上げる大問題も、長じれば小山にしか見えなくなることも、どうか知っていてください。
やっぱりこの文章、埼玉県民には見せられませんなあ。
こしがやじろう

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中国による尖閣侵攻危機と、憲法改正の必要性を知って下さい
書込み大変失礼致します。
皆様にこの度どうか知って頂きたい事があり、誠に恐縮ですが書込ませて頂きました。
テレビが大きく報じぬ中、連日尖閣奪取を狙う、中国の日本領海侵犯が激しさを増す現状を、中国に侵略虐殺を受けるウイグル等と重ね、どうか多くの方に知って頂きたいです。
かつて9条の様に非武装中立を宣言し、平和的で軍事力の弱かったチベット等は、中国に武力で侵略虐殺され、その覇権拡大は現在進行形で行われています。
韓国が日本の竹島を不法占拠した際、多くの船員が機関銃で襲撃され死傷し、北朝鮮には国民を拉致され、
尖閣には中国公船が侵犯する現状でも、9条により日本は国を守る為の手出しが何一つ出来ません。
中朝ロの数千発の核ミサイル標準は常時日本に向けられており、尖閣、台湾周辺の動きも激化する中、9条を改正し自立した戦力を持たなければ、
有事の際、敵基地攻撃能力を持たず、原発も止まり資源の無い現状防衛力では、日本人の命と領土は守れません。
中韓による侵略は、メディアや野党が法制化を目指す、外国人参政権や夫婦別姓等からも始まっており、
外国人参政権はアメリカ始め世界でも認める国は少なく、
ハワイは米国に外国人参政権を与え乗っ取られ、ウクライナのクリミア半島も住民投票を行った体でロシアに帰属しました。
又夫婦別姓等も元々は中韓の制度であり、地位の低い女性は夫の姓を名乗らせないという、女性蔑視の歴史的背景によります。
この夫婦別姓は最終的に戸籍廃止を目的としており 、戸籍により追跡発見が出来た
背乗りやスパイ等の犯罪も、これを無くす事で不都合な出自隠蔽も容易となります。
先進国で唯一スパイ防止法が無い日本で、
中韓に軸足がある野党やメディアが、制度の危険性を隠し国民を誘導する現状からも、既に浸透工作は最終段階である事、
日本でウイグルの悲劇を生まない為に、一人でも多くの方に目覚めて頂きたいと切に思っております。
長文、大変申し訳ありません。
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