ドキュメント
「いじめ解決への道」⑧
K君がいじめで不登校になったことで、一部の生徒が内部告発をしてくれました。
対応を強いられた学校側が、事件の幕引きとして用意したのは、加害生徒の書いた謝罪の手紙。
しかし、担任が手紙を届けに来ただけでオシマイです。
直接の謝罪もありませんし、K君が学校に復帰するために、何かしてくれたわけでもありません。
結局、「免罪符」の手紙の後、K君は学校側から放置されます。
この事件は「済んだこと」となり、
K君は「忘れられた存在」になったのです。
泣き寝入りを強いられて、あきらめと悲しみに満ちていた母親のYさんは、たまたま地元で開催された「いじめ撲滅フォーラム」に参加しました。
「もう、終わったことですが・・・」と、
勇気を持って質問したYさん。
そのいじめの内容を聞いた代表の回答は、力強く、明快でした。
「許せません!謝罪をさせましょう!」
NPO「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」代表の、「落とし前をつけましょう」との言葉を受けて、
K君の母親のYさんは学校と加害生徒にきちんと謝罪させることを決意しました。
いかに、いじめ事件が「過去のこと」だとはいえ、
K君の未来は閉ざされ、苦しみは続いています。
いじめた同級生も「お咎めなし」では、
「善悪」の観念が麻痺したままで、 彼らの将来にも良くありません。
Yさんの「反撃」への、代表のアドバイスは、
いじめ事件の経過を詳細に記録し、文書化することです。
いじめは学校という密室で行われるために、証拠が残りません。
また学校側の隠蔽も簡単です。
それを打ち破るためには、綿密詳細な記録文書が不可欠なのです。
思い出すのも苦痛な、つらい過去。
母親のYさんは自分の記憶もたどりつつ、い じめ事件の詳細を、息子のK君から細大漏らさず聞き取り、文書化しました。
そして、NPOのメンバーとともに、堂々と学校に乗り込んで行ったのです。 つづく by GI
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