山形でのシンポジウムに
参加して
昨日(22日)行われた、たった2時間あまりのシンポジウムでしたが、いじめの実態や、いじめ問題の本質が、とてもよく分かりました。
特にパネルディスカッションでは、様々な立場の方がそれぞれの視点から、いじめをなくすという一つの方向に向かって提言され、とても参考になりました。
それぞれの立場から自己主張するテレビ番組と違って、教室から見たいじめ、外部から見たいじめ、学校の構造上から見たいじめ、政治的に見たいじめ、多方面からいじめの実態や原因が明らかにされ、コーディネーターの田中順子さんによって、問題点がまとめ上げられ、どの立場の参加者も、自分にできることをつかむことができていたように思います。
一緒に参加した皆さんも、行く前は、「いじめなんて先生達の集まりでしょう。」とおっしゃっていたのですが、帰りには、いじめ問題が子ども達の人格を破壊している事への驚きを語るとともに、「大人が、悪は悪ときちんと教えなければいけない!」「学校だけの問題ではない。正義の通る社会に変えていくんだ。」「これは、みんなに聞いて欲しい!是非地元でも開催して欲しい。」と、熱っぽく語っておられました。 comment by 畠山玲子
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昨日の山形でのシンポジウムは大変有意義なものでした。まず矢内代表の「今のいじめはひと昔前のいじめとは全く違う。一人の生徒をクラス全員で無視したり、罵詈雑言を浴びせたり、暴力を加えたり、ときわめて残酷なものがある。いじめの実態を知り、私たちの認識を変えていくことが必要。今のいじめは、深刻な人格破壊を引き起こすものであり、もはや犯罪ある。」と強く訴えました。
その後、加藤十八先生のアメリカが荒廃した教育をゼロトレランスで立ち直らせた話を聞きました。「自由でのびやかに」というまちがった教育方針により、アメリカはドラッグ、暴力などが学校にまん延した。この教育方針を大きく転換し、細かな規則と違反した場合の罰則を設け、違反した場合はその理由のいかんによらず速やかに罰する、、というゼロトレランス方式を学校に導入することにより、荒れきっていた学校を次々と秩序ある学校に生まれ変わらせていった。
日本の教育学者はこういった事実は無視して、「のびやかに個性を生かした教育を」と言っているが、これでは学校には秩序が保たれるわけがなく、いじめ問題が起きて不思議ではない。いじめを解決するには、学校に秩序を取り戻すことだ、、こういった内容だったと思いますが、非常に納得いきました。
その後のパネルディスカッションも非常に充実しており、いじめをなくすためには、大人、先生が善悪をきちんと生徒に教えることが大切である。学校では規則を細かく設け、生徒たちがしていいこと、いけないことを明確化し、違反した場合罰則を課すことが必要である。
また、いじめがあったとき、加害者被害者双方に言い分を聞いてから、、という考え方があるが、まず「悪いことは悪い」と教えることが大切。それなくしていじめ問題の解決はありえない。
なるほど、と思いました。犯罪者に理由を聞いてから逮捕する警察はないですよね。。どのような理由があろうとも、人殺しは悪であり、許されないことであるのと同じで、犯罪レベルのいじめは悪である、と断じていく勇気が必要だと思いました。
自分の中にあった「いじめられる側も何かあるのでは、、」とか「いじめる方にも言い分があるのでは、、」という甘い考えを改めさせられるシンポジウムでした。
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