山形でシンポジウム開催 


山形でシンポジウム開催

 7月22日、山形国際交流プラザにて「いじめから子供を守ろう!シンポジウム」が開催された。テーマは「教室に正義を。子供達に未来を!」。夏休みのはじまりではあったが、保護者や教育関係者、学生など約180名の参加者で場内が埋まった。

 第一部ではNPO「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」矢内筆勝代表よりいじめによる人格崩壊の事例やいじめが不登校、引きこもりやニートの原因になっていること、昨年の青少年自殺の7~8割はいじめが原因であり、小・中学校まるごと一つがいじめ自殺で消えてしまう現状のひどさを訴えられた。また『教室の悪魔』といういじめの実態について書かれた本の内容のように日本や世界の未来を担う使命を持った子供たちは、まさに悪魔が巣くっているのではないかと思うような教室内でいじめを受け、その現実を親や両親に相談もせず、一方的で理不尽ないじめに耐え、孤独の中で苦しんでいる。子供たちを救うために大人が関心を持って立ち上がることを訴えられた。

 続いて中京女子大学名誉教授・加藤十八先生による基調講演「ゼロトレランスがいじめ問題を解決する」では、アメリカの「ゼロトレランス方式(寛容さなし)」による教育改革の成果として殺人を含む暴力事件が年200件あったものが翌年には4件と激減したことを紹介すると共に写真を交えて改革後の学校の様子を紹介。さらにアメリカの教育の失敗を踏まえた上で今の日本の学校問題に言及しつつ、規律の乱れの中にいじめも存在するという現状には寛容さなしの指導を徹底させ、見てみないふりをせずきちんと処置していくこと、プログレッシブディシプリン(段階的規律指導)による指導をして大きな問題行動へと発展させないこと、問題生徒の立ち直りの指導と具体的な対策を日本にも導入することにより学内の規律を徹底し現状のいじめ問題を解決する処方箋となり得ることを訴えられた。

 第二部では加藤十八先生、「いじめを許さない教師の会」後藤克彦会長、NPO「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」矢内筆勝代表・井澤一明事務長、コーディネータに元ニュースキャスターであり、法政大学講師の田中順子先生をお招きしてのパネルディスカッション。矢内代表からは、学校にはまだまだいじめを隠蔽する体質があることを知って戦っていくこと、いじめをストップさせるための4つのステップと解決に向けての取り組み方を詳しく紹介された。またいじめた子達を放置した結果、ヤクザや犯罪者、家庭崩壊者、浮浪者などと社会的にもドロップアウトした人生を送っている現実を知って、教師がしっかり善悪を教えることの大切さを訴えられた。そして、いじめ撲滅に対しては「啓蒙と救済」、いじめから子供たちを守ろうとしてる大人の存在が、どれ程子供たちにとって希望となるかを訴えられながら、そのきっかけとしてのポスターの掲示、チラシの配布があることを伝えられた。井澤事務長からは、不登校の兆候が出始めた時点はある意味いじめの末期であり、自殺して初めていじめがあったという事実を知る親がほとんどである事実、親が子供を本気で守ろうと思うことの大切さが訴えられた。また子供達に任せた話し合いは、いじめられる子を糾弾するだけの場にしてしまい、その話し合いに対して教師からは何ら善悪の価値基準の提示もなされないままに終わり、結局いじめられる子を不登校へと追い込むだけになるという現状を報告された。加藤氏からは、今なお時代遅れの教育仮説にこだわった指導により教師自身もどう指導すべきか分からずバーンアウトしている状況であり、アメリカでは大統領自らが教育戦略を発信し教育を立ち直おらせた実績を踏まえ、日本の道徳教育における善悪の価値判断の根拠を教師が提示できないという問題点を指摘して、安倍内閣により成立した教育基本法改正法は積極的にいじめ問題に取り組んでいると大いに評価された。後藤会長からは、同会が「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」の有志から6月24日に発足したことが報告され、教師が取るべき態度として現実を直視し「いじめはいつでも起こり得る」という立場に立ち、最初は「言葉の暴力」から始まりエスカレートするので、小さいうちに教師が対処することの大切さを語られた。また今いじめの10件に1件は教師が関わっているという現状に教師として「いじめは絶対に許さない」という思いを発信し、すべての教室に善悪と正義を実現させたいと強く訴えられた。

 

 最後の挨拶として「いじめを許さない教師の会」後藤会長は、小学校6年生の時いじめを受け担任の先生からは守ってもらえず、やむなく中学校の先生に相談した結果転校を勧められたが、その小学校でいじめに耐え卒業し中学に進んだが、心に負った深い傷が原因でその後の中学、高校をまともに通うこともできず、精神的に絶望して21歳で自殺した女子生徒の遺書が読み上げられた。遺書には家族に対する思いやりの言葉が綴られ、いじめられる原因は分からなかったこと、いじめた子達に対して自分に何か非があるならばと思い謝罪したが許してもらえず、理不尽ないじめの心の傷の痛手からだんだんと生きていく気力を失い、自殺するしか考えられなくなってしまった、とあった。いじめられる子は特別な子ではなくどこにでもいる普通の子達である。いじめ被害者の悲痛な痛みと残された家族の無念な気持ちを会場全体であらためて共有し、私たち大人が未来を担う子供たちを守り、安心して行ける学校をつくろうという決意を表明され閉会した。by Oki

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[ 2007/07/25 07:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

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