いじめ3倍3600件
定義見直し大幅増
06年度県内公立学校
県教育局は九日、二〇〇六年度に県内の公立学校で起きた暴力行為、いじめ、不登校などの調査結果(速報値)をまとめた。本年度から定義が見直されたいじめは、三千六百三十五件に上り、前年度(千二百十九件)の約三倍に達した。同局は教師用いじめ対応ハンドブックの作成などで問題の解決に努める。
文部科学省は「一方的、継続的に攻撃する」などと定義していた「いじめ」を、今回の調査から「いじめられた児童生徒が精神的苦痛を感じる」と、これまでより幅広く定義した。
いじめが特に増加したのは小学校で、千百五十件増え千四百二十五件、中学校は千百六十四件増え二千十三件だった。高校は百二件増の百九十四件、特別支援学校(盲・ろう・養護学校)は横ばいの三件だった。関係者の対応によりいじめが解消された比率は85・5%。
小中高とも「悪口、冷やかし」が一番多く、次いで「仲間外れ」となっている。今回から新たに「ネットやメールによるいじめ」の項目を設けたところ、小学校十三件、中学校百二十三件、高校四十二件の計百七十八件あった。「死ね」と書かれたメールを送る、ブログに悪口を書き込まれるなどのケースが目立つという。
同局生徒指導室は「実態を把握しようと、児童生徒の声を聞くなど、より広義にいじめをとらえた結果、件数が増えた。早期発見、早期対応が大事」と話している。
他人に暴力を振るったりする「暴力行為」は、二千二百六十五件と前年より百九十件増加。小学校百七十三件、中学校千五百九十二件といずれも前年より増えた。
不登校は小中学校合わせて計七千五百三十四件(前年比三百九十二件増)と五年ぶりに増加に転じた。Web埼玉
※記事以外のコメントはBBSへ投稿ください。
☆おとな向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆
☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)
↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ