フジテレビの報道2001 (2008年4月6日放映)では、ネットいじめが取りあげられ、「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」代表(矢内筆勝)のコメントも放映されたので、関心を持たれた方も多いのではないかと思います。
しかしながら、あの短い時間の枠内で、子供たちの社会でネットいじめがどれほど深刻な問題になっているのか、どれだけの方が感じられたのでしょうか。あまりリアルに放映するのはフジテレビとしても憚られたのでしょう。そのためか今ひとつ訴求力がなかったように感じられました。
お父さん、お母さん、学校裏サイト、プロフ、イメプ、インターネットプリクラ、ゲームetc etc。名前を聞いたことがありますか。内容をご存知ですか。
普通の内容もありますが、過激なものは、口に出すことさえ嫌悪感をおぼえます。こんなものが、あえて言いますが、「こんなもの」が、あなたが子供に買い与えている携帯から、一瞬でのぞけてしまいます。数分で作れてしまいます。
携帯は便利ですが、その「ケータイ」が子供の心を破壊する凶器に一瞬で変わってしまうのです。小学生だろうと、中学生だろうと関係なく誰にでも、簡単にできる。彼らと同年代であろう思われている大学生でさえこの現状に驚いています。この恐ろしさを知って下さい。
子供たちを守るためには、真実を知らなくてはなりません。正確な情報が必要です。本書に書かれていることは、真実です。作り話ではありません。
本書を読み終えたとき、「あまりにも知らなかった」と思うことでしょう。脅威というよりも「恐怖」を感じるのではないでしょうか。
そこから、我々、大人の責任を自覚していただきたいと思います。責任の自覚から、行動が生まれるはずです。共に子供たちを守るために、小さな一歩を踏み出してまいりましょう。
特に、ケータイを持たせているお父さん、お母さん、本書を読んで下さい。そして、息子さん、娘さんを守ってあげてください。心からお願いします。
いじめから子供を守ろう!ネットワーク
事務長 井澤一明