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名誉にかけて On my honor I promise 

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     St. Vincent Boy Scouts (写真と記事とは関係ありません)

名誉にかけて

On my honor I promise

以前から、私が大好きなボーイスカウトの歌に、
「名誉にかけて」という曲があります。
原詩は英文ですが、冒頭の部分を意訳してご紹介しましょう。

私は名誉にかけて誓う
神に対する義務に、ベストを尽くすことを
私は名誉にかけて誓う
国に奉仕するために、ベストを尽くすことを

みなさん、どう思われるでしょうか。
真剣に、こうした誓いを立てる人間が世に満ちたら、
その世界はまさしくユートピアになっているはずです。

もちろん、この考えには、
キリスト教的な「愛と献身」の裏づけがありますが、
実は、もう一つの淵源も持っています。
それは何と、日本の武士道精神なのです。

創始者ベーデンパウエル卿が、
極東の新興国家、日本の大躍進の原因が、
武士道にこそあると、と考えたのだそうです。

その高い精神性に感動した彼は、
自身の起こしたボーイスカウト運動の根本に、
その「名誉ある義務」の精神を盛り込みました。
奴隷が労働を強制されるような「義務」ではなく。
個々人が自己の名誉にかけて、
神と国家(あるいは社会、人類)に果たすべき「義務」をです。

当時の英国の少年たちは、
精神的荒廃のきわみにありました。
無気力で、向学心も向上心もない彼ら、
自堕落に陥っていた彼らを再起させ、英国を復興させるためには、
どうしても武士道精神が不可欠だと、
創始者のベーデンパウエル卿は思ったのです。

彼の目に映った、当時の日本の若者とは、
一体、どのような姿だったでしょうか。
たとえば、欧米列強の兵たちが、
暴力と略奪の限りを尽くしていた、北清事変。
まったく粗暴な行動を取らない、
軍機厳正、模範的な日本兵たちです。

あるいは、日露戦争の203高地。
ロシア軍の機関銃に斃れ、壕の埋め草となっていった兵たちが、
坦々と義務を果たしていった、その尊い姿です。

しかし今や、その武士道は、日本から消え去って久しく、
「尊い義務」の代わりに、若者たちを覆い尽くしているのは、
その正反対であるところの、声高な「権利」の主張です。

それが利己主義であるだけならば、まだよし。
他者を害することに喜びを感じるかのごとき、
恐ろしい肉食獣のような心根に、
一部の少年たちは到っているのです。
友人を殺し去るまで止めない「いじめ」に走るなど、
闇はあまりに濃いと、そう言わざるをえません。

武士道の復権までは無理かもしれませんが、
せめて、「尊い義務」があることくらいは、
子供たちに教えてやるべきでしょう。

期待するは、去る8月23日の、
「いじめから子供を守る教師の会」の全国大会での内容と実行ですです。
ボーイスカウト運動が英国の青少年を救ったように、
日本の子供たちの心の再生が、
どうか、この集いから始まりますように、
そして、義務を遂行する尊い姿が満ち満ちますようにと、
そう、心から祈らせていただきます。

<by こしがやじろう>

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[ 2008/08/31 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(1)

はじめて訪問します。

初めて訪問しますが、いじめ問題に真摯に対応されていることがひしひしと伝わってきました。

わたしもこのサイトを応援していきます。
[ 2008/08/31 18:18 ] [ 編集 ]

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