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2周年記念シンポジウム 報告! 2009年2月14日(土曜日)、東京都大田区の「大田文化の森ホール」にて、「設立2周年 いじめから子供を守ろう! ネットワーク シンポジウム いじめ防止と学力向上のために『今、大人ができること』」が、開催されました。 本シンポジウムは、東京都教育委員会、大田区教育委員会、(財)中央青少年団体連絡協議会、(財)ハーモニィセンター、NPO法人自然体験活動推進協議会のご後援をいただき、また、多くの方々のご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。 当日は、「いじまも」2周年を祝福するかのように朝から真っ青な空が広がり、皆様のいじめ防止にむけた熱い思いのためか、なんと最高気温は23.9度!! 2月とは思えない初夏の陽気。 開場時間の12時前から、参加者の方々が続々と訪れ、会場は立ち見の出るほどの満員となりました。 午後1時に、司会から開会宣言、来賓の挨拶の後、矢内筆勝いじめから子供を守ろう! ネットワーク代表が「現代のいじめの実情について」と題して挨拶、今、子供たちの学校で何が起こっているのか、現状を語りました。 そして、基調講演「いじめ―どう克服するか―アメリカの対策に学ぶ」。 加藤十八先生(中京女子大学名誉教授)が登壇されました。 アメリカの教育現場に精通しておられ、ゼロトレランスを初めて日本に紹介された加藤先生のご講演。講演の中で現地に足を運ばれた際に撮影された貴重な写真をたくさん見せていただけました。 アメリカの学校事情を大変詳しくお話し下さいました。まずアメリカでは校長は何か校内で問題が起こったら即刻辞めさせられるため、校長自ら時間があれば校内を巡回しており、規律を乱さぬよう細心の注意を払っているとのこと。マスコミ批判を恐れ、リベラルな校長が多い日本とは大違いです。 また規律を重視した学校現場では何も起こらないとのことですが、学校にはセキュリティオフィサー、警察官などが常駐しているそうです。ルールを遵守することを徹底し、違反した場合の罰則が厳密に設定されているということで、その規律正しさはロッカーに傷一つない学校を訪問されたというお話から窺い知ることができました。 制度面では、オルタナティブスクール(代替学校)と言われる、不登校や問題があった生徒たちが立ち直るための学校として用意されているということです。そのままオルタナティブスクールを卒業する生徒もいるが、問題点が改善したら元の学校に戻れるようになっているとご説明されました。 いじめに関して、D.オルウエズ(ベルゲン大学)という学者は「ある生徒が、くり返し長期にわたって、1人または複数の生徒による拒否的行動にさらされている場合、その生徒はいじめられている」という定義づけているそうです。アメリカでは、どのような振る舞いがいじめとなるのか、またいじめをやめようとうったえるポスターが、学校内に多く掲示してあるとおっしゃっていました。さらにいじめの被害者になった時の訓練も行われているとのことでした。 最後にいじめの問題点について、①教育理念の問題(伝統的な教育観に回帰すべき)②徳治主義教育観の問題(実効的、合理的に考えるべき)③カウンセリングの問題(現場の教師こそいじめを解決できる)、といういじめ撲滅に向けての視点を示していただきました。 次に登壇されたのは、藤平敦先生(文部科学省国立教育政策研究所 総括研究官)。 講演「日本に求められるゼロトレランスとは」をいただきました。 生徒指導研究に携わっておられる藤平先生からは、現在国が全国の学校現場に求める指導方針をご説明いただきました。 しばしば統計上の数字の信憑性が話題になる、いじめ発生件数は平成18年度よりいじめ認定件数となっているとのことですが、統計を見る際の留意点をお話し下さいました。 いじめの認知数が多い場合、きめ細かな指導が行われており大きな問題に発展することはないので、認知数が多いことは悪いこととは言えないとのことでした。 生徒指導の運営方針について、国立教育研究所による資料「規範意識をはぐくむ生徒指導体制」(平成20年5月)より、①寛容の名の下であいまいな指導は行わない、②小さなことからあいまいにしない段階的指導(指導方針と基準を事前明示、明示したことは公正に運用)をご紹介、ご説明いただきました。 休憩をはさんで、第2部が開始、最初に、歌手のayanoさんが登場。いじめ防止への思いを語り、4人の少年少女のバックダンサーと一緒に、いじめ防止キャンペーンソング「未来(あした)、」を軽やかに熱唱しました。 続いて、パネルトーク。コーディネーターを田中順子氏(法政大学講師)がつとめられ、パネリストは、加藤十八先生、藤平敦先生、濱島美佐子先生(中学校教員)、後藤克彦先生(「いじめを許さない教師の会」会長・小学校教師)、矢内筆勝いじめから子供を守ろう!ネットワーク代表。 「中1の男子生徒が登壇 ― いじめの体験を語る」 最初に田中順子氏より、陰湿化するいじめは犯罪レベルであり、大人の関与が必要である、とコメントがあり、勇気ある中学生が小学生時代のいじめられた体験談―自分がいじめられたのに、母親が教師にいじめ事実を話した際、一ヶ所些細な事実誤認があったことをとらえ、うそをついたとされ、逆にいじめっ子に対して謝罪させられたこと、現在のクラスの状況、またかつての担任教師がクラスの生徒からいじめられ、大切にしていた記念品などを棄損されるなどして泣いていたという衝撃的な話をしてくれました。最後に先生がきちんと注意をする、いじめのない学校になってほしいという願いを話してくれました。彼の話は会場にいた、特に大人にはかなり重く心に響いたのではないでしょうか? 中学生が去ったあと、矢内代表からは、都内の出身中学校を視察した時の現場の状況が赤裸々に語られました。授業中でも立ち歩き、机を後ろに向けておしゃべりを続ける生徒たち、講義している教師と黒板の間を通って教室から出入りする生徒、窓に腰掛けてしゃべり続ける女子生徒・・・この状況を注意してなおせない学校現場。これではいじめを先生に言っても、先生がいじめを解決できるはずもないのでは・・・と。 いじめを許さない教師の会・会長の後藤先生は、教師としていじめを許さないのは当たり前であるのに、教師はいじめに寛容すぎる。情けない。もっといじめを許さない教師を増やしたいという、教師の立場から同じ教師に向けての切実な訴えがありました。また、自ら担任するクラスのアンケート結果から、子供たちはルールも罰則もある社会を望んでいるという話が出ました。 中学校教師の濱島先生からも、経験に基づく事例が挙げられました。ゼロトレランスが導入されていた学校では生徒は規律正しくしていたそうです。また、入学後早い段階から学年単位で遅刻者には雑巾がけの罰則をもうけ実施しつづけたところ、3年時には遅刻はほとんどなかったという事例をお話しされ、罰則を与えることの重要性を訴えると同時に罰則を与えることを恐れる教師の存在の指摘がありました。 これを受け、加藤十八先生は日本の教育が堕落していると話され、国はカウンセリングではなくオルタナティブスクールに予算を回し、不登校・退学者を減らすよう努力することが、社会の治安をよくすることにもなると話されました。 藤平敦先生は、神戸での生徒校門圧死事件(平成2年)以降、校則の見直しが始まったが、文部省の方針が間違って伝わっているとされ、健全な学校環境を作るためゼロトレランスという考え方に基づき教師が共通した指導を行う必要性を強調されました。これに関しては、後藤先生からもルールブックを作り明文化した上で共有し、ゼロトレランスを実施すべきという意見が出ました。 最後に矢内代表から、お子さんの学校や地域の学校をぜひ見学に行き、おかしいと思ったら校長にゼロトレランスを働きかけ、ポスターを掲示していきましょうと呼びかけがあり、大人にできることをしていきましょうという田中順子氏の言葉で締め括られました。
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