新指導要領で理数時間増
授業の質低下を42%懸念 教員の負担増で
中学校長会調査
数学と理科の授業時間が増える新学習指導要領の先行実施が本年度から始まったことについて、公立中学校の校長の42%が、教員の教材研究の時間が減り、授業の質が低下するのを懸念していることが3日までに、全日本中学校長会の調査で分かった。新指導要領は学習内容も上積みされており、教育現場からは教員の増員などを求める声が強まりそうだ。
調査は7月、都道府県ごとに15校を選び、705校に実施。703校の校長が回答した。
授業時間増で受ける影響への質問(複数回答)について42%が「理数教員の負担が増え、研究時間減少から教育の質確保が困難」とし、「支障はない」と答えた28%を大きく上回った。15学級以上の大規模校では20%が「少人数指導が縮減され、きめ細かな指導が困難」と回答した。
どう対応しているかとの質問には、82%が「理数教員の持ち時間増」と回答。17%が「教員は増やさず、人事異動で理数教員を充実」、16%が「少人数指導を減らした」と答えた。「非常勤講師を増員」が9%で、教諭の増員は3%にとどまった。
中学の新学習指導要領は2012年度に完全実施。数学は3年間で315時間から385時間に、理科は290時間から385時間に増える。
学習内容についても「ゆとり教育」路線の下で削減してきた従来方針を転換。2次方程式の解の公式やイオンなど、これまでの指導要領改訂で教科書から消えた項目を大幅に復活させる。
学校現場では授業時間と内容の増加で教員の負担が増すことにかねて不安の声が出ており、同校長会は今回の調査結果を基に、政府に対し教員増などを訴えていくことにしている。
【2009年11月4日 日本経済新聞】
※ 授業時間や学習内容が増加するといっても、「ゆとり教育」以前は授業時間、内容とも今よりずっと多かったにもかかわらず、教員の教材研究の時間が足りなくて授業の質が低下するなどという問題はなかったと思いますが・・・。不思議ですね。

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実際に企業で研究開発や商品開発に携わりいまは定年退職になった優秀な技術者を非常勤採用しては。現場で理科や数学を活かして成果を出してきた人たちです。イイ授業ができる方もいると思います。
教員採用の参入障壁を下げ、教員免許取得者以外にも門戸を広げ、優秀な人材を採用しやすくすることも大切と思います。
文科省官僚は、給与、退職金、年金を剥奪し懲戒免職の上、市中引き回し後打ち首獄門にすべきことを、「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)が明らかにしています。国民を愚民化し、引きこもり、ニート、ホームレス、自殺者にする官僚は許すべきではありません。
「おバカ教育」は、2009年NO1の素晴らしい内容の本です。是非読んでみて下さい。
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