
いじめ複雑化 新マニュアル
高松市教委 来年2月めど作成 【香川県】
高松市教委は、暴力行為やいじめなど児童・生徒の問題行動への対処策をまとめたマニュアルの作成を決めた。市内の学校では暴力行為が増加傾向にあり、発生件数が全国平均の5倍近くに達した年もあるほど。インターネットの掲示板に悪口を書き込むなど、昔よりも手口が多様化していることから、教師の経験に頼るだけでなく、専門家の意見を反映した内容を目指すという。
市教委によると、市内の暴力行為の発生件数は、2005年度が児童・生徒1000人あたり10・8件だったが、06年度には15・9件に増加し、全国平均3・2件の5倍近くに上った。07年度はさらに増えて21件となっている。
特定の児童・生徒が行為を繰り返し、小学校低学年から起こすなど低年齢化。同じ子どもが“ネットいじめ”など複数の行為に手を染めているケースもあり、県教委が以前に作ったいじめ対応マニュアルでは現実をカバーしきれなくなり、対策が急務となっていた。
新マニュアルでは、暴力行為や備品の破損などのほか、ネットの掲示板への書き込みや万引き、家出なども想定。児童・生徒のしかり方や再発防止に向けた具体的な指導法、教師間や保護者、県子ども女性相談センターとの連携などを具体的に解説し、DVDなどを使った啓発活動も盛り込むという。
教育学が専門の大学教授やベテラン教諭らが来年2月までの完成を目指し、作業を進めている。市教委学校教育課は「マニュアルを基に地域や学校の実情に即した対応を取り、問題行動の増加に歯止めをかけたい」としている。
【2009年11月7日 読売新聞】

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