
☆ 「勇気」をテーマにお届けします。o(^_^)o
■□ したたかな勇気 □■
「勇敢」を説明するのに、私はハタと困ってしまいました。
それは、小学校6年生のボーイスカウトの男の子に、
スカウトの「おきて」を説明する時のことでした。
ボーイスカウトは「三つのちかい」を立てて、
10の「おきて」を守ることになっています。
その九番目が「スカウトは勇敢である」なのです。
最初のうちの「誠実」や「友誼」「礼儀」などは、
別に何の問題もなく説明できたのですが、
この「勇敢」だけは、どうしても説明できません。
10年くらい前は、それこそ簡単に説明できました。
「いじめや非行をしている友達に、勇気をもって注意できるか?」
それで大丈夫だったからです。
それが先日、同じように説明しようとして、
私は、言葉に詰まってしまいました。
このスカウトが、いじめのシチュエーションで、
本当に、勇敢に注意したとしたら、
今の学校の状態では、いじめのターゲットになりかねません。
考えなしに「スカウトは勇敢である」と行動をしたら、
自殺行為につながりかねないのです。
何という時代になったのでしょうか。
スカウトが正義感や勇敢さを示したら、
最悪の場合には、
生命の危機の可能性すらあるというのです。
だから仕方なくこう付け足して説明しました。
「自分がやられないように、上手に勇敢になりなさい」と。
正しき者は強くあらねばなりません。
しかし、正しき者が必ずしも強者ではないこのご時世。
特に学校の中では、
正義が弱い立場に立つことも多いことでしょう。
そんな時にこそ、弱者よ勇敢であれ!
知恵の限りを尽くして、
したたかに正義を貫こうではありませんか。
自らを危険にさらすことなく、戦わねばならないのです。
その勇敢な戦いには、どうしても大人の支援が必要です。
「破邪顕正」、「勧善懲悪」を実現する、
大人の存在が不可欠なのです。
子供たちのしたたかな勇気、そして大人たちの毅然たる態度。
それこそが、
この混沌の時代でいじめを押しとどめる条件であると、
そう信じる次第です。
悪は正さなければならないのです!
子供たちよ!勇敢であれ!
<担当 こしがやじろう>

※ 記事以外のコメントはBBSへ投稿ください。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆
☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)
↑人気ブログランキング ↑ブログ ↑FC2ブログ