「いじめから子供を守ろう! ネットワーク」中部代表
小学校で「いじめ問題学習会」を開催
11月12日(木曜日)、「いじめから子供を守ろう! ネットワーク」中部代表の豊住秀樹さんが、名古屋の「いじまも」サポーターとともに、名古屋市中川区内の小学校で、校長先生、教頭先生も同席のもと、保護者の方々に向けての「いじめ問題学習会」で、講演しました。以下、豊住さんからの報告をまとめてみました。

◆いじまもの活動の紹介、いじめの昔と今、いじめの実態
講演の内容は、最初に「いじまも」の活動の紹介から始め、「いじめの昔と今」「いじめの実態」をお伝えしました。今も昔もいじめはあったが、今のいじめは、時には自殺にまで追い込んでしまうとお話しました。つい最近、中川区では、中学生がマンションから飛び降り自殺をしており、報道では「いじめはなかった」とされていますが、近所でもあることから、会場の保護者の方たちからは切実なものが感じられました。「いじめの実態」を話していくと、はじめは首をかしげて聞いていた方々がだんだんと身震いをされておられ、実態を分かっていただけたと思います。
◆いじめにあっていないか、子供のサインに気づくこと
次に「いじめにあっていないか、子供のサインに気づく」ことをお話しました。コミュニケーションが大切であり、日頃の子供との変化はないか? 些細なことでも変化があれば、「どうしたの?」と声をかけてあげることが大事、声をかけることによって、なんともなくとも、「親はちゃんと私のこと、僕のことを見ていてくれている」という安心を与えることができる、そのような親子関係であれば、いざという時になかなか口にしないことも、素直に話してくれる、とお伝えすると、うなずく方、メモを取る方が増えてきました。
◆いじめられないために、道徳、善悪を教える
さらに、「いじめられないために、道徳、善悪を教える」ことが必要とお話しました。今、学校では道徳の授業が行なわれなかったり、あっても善悪を明確に教えることはありません。善悪を教えられるのは家庭だと保護者の方々に申し上げました。「いじめはだめだよ。自分がされたら嫌でしょ。いじめだけでなく自分がやられて嫌なことは人にしてはいけない」と、道徳ともいえる物事の善悪を、意味を説明し、教えことによって、自己判断できる子供に育つのです。

◆過保護の注意。保護は必要だが過剰な「過」は考え物
また、「過保護の注意。保護は必要だが過剰な『過』は考え物」とお話しました。「なんでもかんでも親が手をだして行なっていませんか? 保護は必要ですが『過』は考え物。いつまでも親は子供の側についてあげることはできません。自立するよう育てましょう」。うなずく人が多く、語りに熱が入ってきました。
◆携帯電話の注意点
加えて、「携帯電話の注意点」もお伝えしました。「メールでのいじめもあります。また、WEBからなんでも情報が入る時代。昔は大人が規制することができましたが、子供が直接、簡単に有害情報も手に入れることが出来る。小中学生のうちは、必要がなければ、携帯を持たせなくてもいいのではないでしょうか」と注意をうながしました。
◆いじめは犯罪
そして、「いじめは犯罪」と。心の傷、精神的な傷はなかなか解決できないことも多いのです。自殺まで考えるところまで追い込まれて、また、不登校などで人生を台無しにされて、取り返しがつかないことになる場合もあるとお話しました。

最後に、名古屋のサポーターの女性が、いじめをテーマにした絵本「わたしのいもうと」を朗読しました。会場では、すすり泣く方も数名おられました。

質疑応答を行ない、別室に移り、いじめの個人相談もお受けしました。
今回の学習会を機縁として、保護者や学校の皆様が、いじめ問題について関心をよせられ、いじめが少しでも減っていけばと思っております。
「いじめから子供を守ろう! ネットワーク」中部代表・豊住秀樹

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