剣道部で 高1部員重傷
学校側「いじめ」認める 【福島県会津若松市】 ●県立高校剣道部で暴行
「慢性硬膜下血腫」と診断され、2回にわたって手術を受けた会津若松市の県立高校1年生は、剣道部の先輩から度重なる暴行を受けていた。
30日夕、記者会見した校長は「明らかに度を超しており、いじめというとらえ方ができる」と認めた。
校長らが開いた会見で、学校側は「剣道部員の上級生から下級生に対する暴力行為があった」と発表した。
暴力を振るったのは現在3年生の2人で、被害を受けたのは1、2年生の部員10人全員。
「分担された仕事が遅い」「言葉遣いが悪い」などの理由で、肩や頭を殴るなどし、昨年7月から今年9月まで続いた。
ほとんどの生徒が数回程度だったが、入院した生徒は3年生の1人から、頻繁に受けていたという。
暴行が行われたのは、部活動後の部室や遠征先、同部の部員の多くが暮らしている下宿先など。
学校側の調査に対し、
加害生徒は「肩パンチや太ももをける、げんこつで殴る」など20発程度を認めているという。また、生徒の陰毛に脱毛クリームを塗るなどの行為も「今年の夏前にやった」と認めているという。「下級生へのトレーニングや冗談のつもりだった」と話したという。
学校では9月末、入院した生徒の保護者からの申告を受けて初めて暴力行為を把握したといい、30代の男性顧問も気づいていなかったという。
会見で校長は「顧問が帰った後や下宿先など、学校の管理下でないところで起こっており、実態の把握が長期間できなかったことには責任を感じている」と述べた。
学校側は9月下旬から剣道部員らに聞き取り調査し、部活動を自粛。3年生の2人は10月から自宅謹慎とした。同高剣道部は、強豪校として知られ、今年8月の高校総体にも男子団体や個人で出場していた。
入院した生徒の父親は朝日新聞の取材に対し、
「下宿先から
息子の様子がおかしいので来て欲しいと連絡があり、行ったところ
意識もなく、けいれんをしていた。学校側に調査するよう求めたが、学校からは 『2回ほど本人から聞き取り調査を行ったが、本人は否定しているので調査もこれでやめる』 という回答で納得できない」と話した。
【2009年12月1日 朝日新聞】
【写真】生徒間のトラブルについて校長(右)らが記者会見して説明した=会津若松市

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