中2自殺:いじめ示唆のメモ公開
市教委は「確認できず」 【東京都清瀬市】 東京都清瀬市立中学2年の女子生徒(14)が2月に自殺した問題で同市教委は3日、記者会見し、女子生徒がいじめを受けていたことを示唆するメモの全文を明らかにした。市教委は
いじめの有無について調査しているが
「今のところ確認されていない」と説明した。

市教委によると、メモは女子生徒が2月15日に自宅マンション7階から飛び降り自殺した後の同26日、女子生徒の遺族から渡された。
女子生徒の自筆で、
「学校にいる時間 私には苦痛を感じる」「学校なんか行きたくない 皆が敵に見えるから」「朝 7階から飛び降ります。それか薬物大量摂取」「お父さん お母さん ごめんなさい」「私に変なウワサを流した奴(やつ) 悪口を言った奴もみんなみんな呪ってやる」などと書かれていた。
記者会見には市教委の中村泰信教育部長や池田和彦指導課長、女子生徒が通っていた中学校の校長の3人が出席。校長が「かけがえのない命を失ったことを大変重く受け止めている。保護者につらい思いをさせ本当に申し訳ない」と謝罪。いじめの有無について池田課長は「生徒から聞き取り調査をしているが、今のところ確認されていない」と述べた。
また、
自殺について同級生が「(学校から)口止めをされた」と証言していることに対し、校長は「口止めはしていない」と否定。自殺の公表が遅れたことに池田課長は「警察の捜査の推移を見守っていた」と釈明した。
両親からの訴えを受けた学校・市教委は1日に父親も同席したうえで、臨時保護者会を開き、同級生から事情を聴くことの了承を得て調査を進めている。
【青木純、野口由紀、山本将克】
◇「真相解明して」女子生徒の父親 女子生徒の両親は3日、自宅で突然の娘の死へのとまどいや学校の対応への不信感などを語った。
父親(52)は「事前に異変はなかった。どうして死んだか分からない。真相を解明してほしい」と訴えた。母親(53)も「何が彼女を絶望させたかを知りたい」と憔悴(しょうすい)し切った表情で話した。
いじめを示唆するメモは2月25日に見つかり、翌日に警察に届け出た。1日の臨時保護者会に出席した父親は自ら手を挙げ、女子生徒が亡くなった時に着ていた血の付いたワイシャツを手に、メモを読み上げ、真相解明を訴えた。学校側から「傷つくからやめてほしい」と言われたといい、隠そうとする姿勢に不信感を募らせている。
【2010年3月3日 毎日新聞】
【写真】女子生徒の自殺について会見で報告する清瀬市教育委員会=東京都清瀬市で2010年3月3日午前10時2分、津村豊和撮影
いじめ自殺で再発防止策を通知
都教委が区教委などに 東京都清瀬市の市立中学2年生の女子生徒(14)が、いじめを受け自殺したとみられる問題を受け、都教育委員会は3日、区市町村教委と都立学校に対し、児童・生徒の自殺防止に向けた指導を徹底するよう通知した。
通知では、
いじめのサインを出さない児童・生徒にも十分配慮し、すべての児童・生徒の状況把握に努めることを求めている。
また、すべての教職員を対象にした自殺予防に関する校内研修を今年度中に緊急に実施するとともに、児童・生徒の発言や行動に問題が見られる場合は、学年会などで組織的に対応することを指示している。
【2010年3月3日 産経ニュース】

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