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続報・東京都清瀬市の中2女子自殺 「幕引きか」両親不信感 

『いじめの有無分からず』
清瀬中2女子自殺
 【東京都清瀬市】


100311 東京新聞 東京都清瀬市の市立中学2年の女子生徒(14)が先月15日、いじめを示唆するメモを残し自殺した問題で10日、同市教委の東田(とうだ)務教育長らが、生徒と教員に行った聞き取り調査の結果について会見した。
 両親に伝えた内容と同じ説明をした上で、市教委として「いじめられていると本人が教員や友だちに訴えたとの情報は確認できていない。いじめがあったかは分からない」との認識を示した。
主な質疑応答は以下の通り。 (高橋知子)

―今後の調査はどうなるのか。
「継続していくが、現時点では生徒の動揺が激しく、聞き取り調査を再び行うのは難しい。新たな事実が分かれば調査する。今回の問題や再発防止のために、専門家を入れた委員会を教育委員会内に設け、継続調査する方向で検討している」

―報告を受けた女子生徒の家族の反応は。
「9日にお宅にうかがって説明した。『継続して調査してほしい』等のお話があった。市教委も継続していくスタンス。今回の報告だけで終了することは避けてほしいという要望があったが、それはこちらも同じ考え」

―生徒への聞き取りを今後する予定がないなら、事実上これで一区切りなのか。
「動揺している生徒が多く、教育的配慮が必要。子どもたちの様子を見ながら継続して状況把握に努める」

―自殺の原因が明らかにならないのに、再発防止ができるのか。
「サインなきサインを見つけ、なんらかの手だてで子どもたちの心をとらえていく方法を考えたい」

―ネットなどに悪口が書かれたという事実はあったのか。
「そういう背景は聞き取りの中では出てきていない」

◆両親『真実知りたい』

 「この報告内容では納得できない」と、自殺した女子生徒の両親は声をそろえた。
 市教委の報告書は、発言者が特定できないよう一般的な学校生活の報告のように書かれており、女子生徒をめぐる人間関係が見えてこない。両親は聞き取り調査の具体的な内容を市教委に求めている。

 「世の中には強い子もいれば、弱い子もいる。自分の子が弱かったのかもしれない。でも、どんな衝撃を受けて自殺にまでなったのか。それが知りたい」と父親は話す。
 遺書に人間不信をうかがわせる記述があったこともあり、母親は「14歳の子が自殺するほどまでに絶望した事が何なのかが知りたい」と、原因究明を訴えた。
【2010年3月11日 東京新聞】
【写真】会見する清瀬市教育委員会の東田務教育長(左)ら=清瀬市で

中2女子生徒自殺
「幕引きか」両親不信感 
市教委が調査結果
【東京都清瀬市】


100311.jpg 清瀬市立中学2年の女子生徒(14)が、自身の悪口やうわさを流されたとして、いじめをうかがわせる手書きのメモを残して自殺してから間もなく1か月。
 市教委は10日、記者会見を開き、調査結果を正式に公表した。調査は継続するとしながら、生徒への影響を考慮し、新たな事実が出ない限り、今後の聞き取り調査は行わない方針を示した
 一方、両親は「調査結果の内容では事実が分からず、幕引きを一方的にしようとしている」と、市教委や学校側の対応に不信感を抱いている

 女子生徒が自ら命を絶ったのは、2月15日の朝だった。午前7時40分頃、女子生徒が静かに自宅を出て間もなく、近所の住人が駆け込んできた。マンション下の駐輪場付近に制服姿の女子生徒がうつぶせで倒れており、母親(53)は、近くにあったマフラーですぐに娘だとわかった。
 「1月はとっても楽しかったのに……」と両親は残念そうにつぶやく。家庭では、自殺するような兆候は見られなかったという。

 1月14~16日は、家族3人で山形・蔵王へスキー旅行に出かけた。帰ってきてからも、旅行の行程や出来事を家族で思い出し、女子生徒が得意だったイラストも織り交ぜながら、ノートにまとめた。3月には新潟県の苗場へスキーに行こうと話していたという。

 2月も普段通りに通学していたが、12日には腹痛と微熱を訴え、女子生徒は学校を休んだ。 
 この日は、メモで「私の命日になる」と書かれていた日だ。

 市教委の調査結果によると、直前の8~10日頃に誰かとけんかしているように見えたという生徒がいた。
 また、友人から、気性の荒いところや言葉のきついことを指摘されている様子もあったという。
 母親によると、いつもなら微熱程度だと学校に行かせるが、その日は本当にぐったりした様子だった。
「今思えば、1日だけの不登校だったのかも知れない。ずっと休んでくれれば、親としても何かあったのか気付けたのに」と母親は悔しそうに話した。

 手書きのメモが見つかったのは2月26日。ノートの間に挟まっており、消え入りそうな字で「学校なんか行きたくない 皆が敵に見えるから」「学校にいる時間 私には苦痛を感じる」などと書かれていた

 「学校で自殺の引き金となるような何かがあったはずだ」
 女子生徒の自殺後、ずっと自らを責め続けてきた両親は、メモを見てそう思った。
 メモが見つかって以降、両親は、事実の解明を求めて、市教委や学校側に調査を要請してきた。教員からの聞き取りは2月中から行われていたものの、生徒への聞き取りは、学年末テスト(25、26日)や保護者会での了承を理由に3月に入ってからだった。

 母親は「娘が死んで、自分たちを責めている間も、学校側も何があったのか調べてほしかった。なぜ14歳の子がここまで絶望して死ななければならなかったのか、あの報告では分からない」と話している。
【2010年3月11日 読売新聞】
【写真】生徒や教員からの聞き取り調査の結果について会見する清瀬市教委の東田務教育長(左)ら(10日、中里地域市民センターで)

 

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