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手紙で始まった② 学校との話し合い 


1月29日 「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」のアドバイス通り、主人にも話して、夫婦で学校との話し合いに臨んだ。主人が出てきたことで、「ただごとではない。」と校長に感じてもらえ、話し合いがよりいっそう真剣なものとなりました。担任が病気で入院していたので学校側は、校長と教頭。

話し合いに際してのポイントは、
①現在までの状況を文書にまとめて、学校側に提示しました。
②話し合いの内容を録音。(娘を安心させたいと伝え録音の許可は得ました)
③要望を明確に伝えた。
 1)加害者からの謝罪。
 2)加害者の親にこの件を伝え家庭での指導を促すこと。
 3)PTAでもいじめについての話し合う機会をつくること。
 4)校長の初期対応に全てかかっているので、問題が大きくならない芽のうちにつんでいただきたい旨。の以上4点をまとめて話し合いに臨んだのです。

話し合いに際しては、第一に、要望を述べ、第二にいじめの状況を述べ、そして、三番目に、どのような対応をし、どのような動きを取られるのか、報告を依頼。(報告もできるだけ文書が望ましいと思います。)
教頭は、去年、教育委員会から転任してこられた方で、先生方の意識改革をするチャンスとして捉えてくださり、校長先生と共に積極的に動いて下さいました。さっそく、その日の放課後には電話で次のような報告をいただいた。
「娘さんと話し合いをして、今、一番苦しいのは4人グループからのいじめであるとわかりましたので、この問題から解決してゆくことにしました。早速、六年の学年指導の先生、他クラスの担任の先生方、校長、教頭で話し合いを行い、子供たちに指導しました」とのことでした。

子供たち同士も、それぞれ互いに考えていたことを手紙を書いて手渡し、仲直りしようと試みたようです。そして、昼頃には、笑顔で「ごめんね。」と言って仲直りした模様です。
娘にしてみれば、先生方が「何かあったらすぐにおいで」と言ってくださり、休み時間に遊んでいても遠くから見ていて下さって、目が合えば笑顔を向けて下さることで安心できたとのことでした。
これで一応の解決を見たわけですが、Tさんからのいじめについては解決がなされていないことが気になり、主人と話し合い、もう一度、話し合いの場を設けていただけるように学校に依頼しました。



1月30日 再度、校長、教頭、私たち夫婦の4人での話し合いを持ちました。
校長から「もう少し時間が欲しい」との回答があったが、「実際にいじめがあるのに加害者の味方をしているのではないか」とやや強めにせまったところ、「まだ他にもいじめられている子がいるらしいので、情報を集めたい。」という詳しい話しが聞けた。
教頭からは、「私もTさんと接触し話してみます。もし、何かあれば、担任がいなくても対応します。」という言葉をいただいたので、その日は、先生方を信じることにして帰りました。次の日、校長の指導の下で六年のクラス替えが行われ、娘はTさんとは違うクラスになるように配慮いただいた。

先日、授業参観を見に行きましたが、新しいクラスでの授業の様子を見て安心いたしました。子供がのびのびと授業を受け、質問に見も手あげておりましたし、他の子もひとりひとり活発に答えていました。

娘は、卒業を目の前にして、笑顔で登校しております。教頭先生からは、「先生方のやる気を見るよい機会でした。この事件で先生方が一体となることができました」とおっしゃって下さいました。また、非常に速くクラス替えの決断をされた、校長先生にもお礼を言って来ました。早期解決と同時に、ささやかですが、教育の現場に意識改革の一歩、一手を打てたような気も致します。

つたない体験ではございますが、少しでも皆様のお役に立てればと思い筆をとった次第です。さいごに、心の支えとしての「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」の存在に感謝いたします。ありがとうございました。


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[ 2007/03/03 15:59 ] いじめ相談 | TB(0) | コメント(1)

良かったですね!

良かったですね!この校長先生は、もう卒業間近の6年生の3学期の途中にクラス替えという手段を使って被害者の娘さんと加害者のTさんを切り離す事によって無事、解決への道になった分けですね。それって普通の常識では今までは考えられない手段ですよね。何が面倒だか手続きだかは不明ですが中には「担任を途中で代える事は出来ない。」とか「途中で席替えも急には出来ない。」とか学校側の言い分だか規則だか分かりませんが「建て前」とでしか接し方が出来ない学校側にとって、この校長先生の取った手段は異例だとは思いますが良い結果となりました。私はこの記事を読んで「な~んだ!やれば出来るじゃん!」と思いました。御両親の熱心な説得や子供の気持ちを汲んで臨機応変に対応した校長先生、これは頭が柔軟な方だと思うのです。医者と患者の関係もそうです。患者の苦しみをまず受け入れて、頭の固い医者は、それでもなお同じ薬しか処方してくれませんが頭が柔らかい医者は、すぐその患者に合った薬を処方してくれるはずです。何事もリーダーであられる方は柔軟な態度で臨機応変に対応出来る方が一番だと思います。
[ 2007/03/05 13:07 ] [ 編集 ]

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