「いじめの相談していた」と被害生徒、学校は否定 【福岡市】  

男子生徒2人が傷害容疑で逮捕
「いじめについて相談していた」と被害生徒 
学校は「相談はない」と否定
 【福岡市】


 同級生に火をつけ、やけどを負わせたとして当時中学3年だった高校1年の男子生徒2人が傷害容疑で福岡県警に逮捕された事件で、被害者側が以前から加害生徒らからのいじめを学校に相談していたと主張していることが、関係者への取材でわかった。
 一方、学校側は朝日新聞の取材に「いじめの相談はない」と否定している。
 被害者側は「学校の不誠実な対応が今回の事件にもつながった」と訴えている。

 関係者によると、被害者は同市早良区の中学校に通っていたが、逮捕された1人と2年の時に同じクラスだった。このころから、この生徒らから殴るけるの暴行を受けていたという。
 担任の男性教諭には4回ほど、いじめについて相談。別の生徒が担任に、被害者がいじめられていると伝えたこともあったらしい。
 相談に対し、男性教諭は「『(加害生徒らに)これ以上かかわるな』と言っておく」などと応じたが、いじめは3年まで続いたとされる。

 今回逮捕された2人は今年3月6日夜、早良区内で、被害者にライターオイルをかけて火をつけ、やけどを負わせた疑いがある。被害者は2月下旬、加害生徒らに強要されて家出をし、事件後に野宿しているのを保護された

 被害者の親は事件発覚後、学校に連絡。加害生徒の名を挙げ、息子がやけどを負った内容を伝えたという。
 だが、学校は調査せず、被害者に「加害生徒と顔を合わせないように」と3月11日の卒業式を欠席するよう提案。加害生徒は式に出たが、被害者は欠席した。学校側は翌12日、被害者1人の卒業式をした。

 学校や市教委は「いじめは把握していない。被害者からの相談もない」と主張。
 卒業式の件について校長は「式で加害生徒と顔を合わせると、トラブルになる恐れがあった。警察の捜査の支障にならないよう調査を控えたため、加害者を特定できず、被害生徒に欠席してもらうしかなかった」と話す。 
 今後も調査の予定はないという。

 これに対し、被害者側は「いじめは周知の事実だった。一度は転校を考え、校区が変わる場所に引っ越しまでしたぐらい。なぜとぼけるのか。卒業式は、他の生徒に迷惑をかけたくない思いで提案を受け入れたが、元々、学校側が調査して対応してくれれば、こんなことにならなかった」と話している。(小西宏幸、河村能宏)
     ◇
 〈東京成徳大・深谷昌志教授(教育社会学)の話〉 同級生が(事件後に)保護された時点で、何の対応も取らなかった学校に問題があるのではないか。子どもらから事情を聴き、なぜこのような事態に至ったのか、いじめはなかったのかを把握すべきだった。そこで得た教訓を共有すれば、別の機会に同じような問題が起きた場合、違った結果になるはず。それが学校の責任でもある。

【2010年4月21日 朝日新聞】

 

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