子供の携帯・ネット利用、「ルールあり」家庭増える
PTA全国協議会調査 閲覧制限機能 活用7割 小中学生の携帯電話やインターネットの利用方法についてルールを決める家庭が増えていることが13日、日本PTA全国協議会の2009年度調査で分かった。子供が携帯電話で出会い系などの有害サイトを閲覧できないようにする親も増加。専門家は「携帯電話やネットによる犯罪被害やいじめが深刻になっていることが背景にある」と指摘している。
調査は昨年11~12月、全国の小学5年生と中学2年生、保護者の計9600人を対象に実施。7493人が回答した。
携帯電話やPHSについて
「ウェブは使わない」など利用内容を家庭で決めている割合は
小5で51.8%になり、同じ質問を始めた
06年度に比べ12.8ポイント上回った。中2も34.4%で同16.7ポイント増えた。「食事中は出ない」などの約束は小5の45.4%(同2.3ポイント増)、中2の51.2%(同6.4ポイント増)があると答えた。
携帯電話やパソコンによるインターネット接続では、
「個人情報は書かない」など利用方法を決めている小5が61%(同17.1ポイント増)、中2は45.4%(同11.9ポイント増)。ソフトのダウンロードの可否などを決める家庭も目立ち、小5で53%(同15.1ポイント増)、中2で36%(同11.5ポイント増)だった。
有害サイトへの接続を防ぐ携帯電話の
フィルタリング(閲覧制限)機能は保護者の
69.8%が子供に使わせていると回答し、08年度に比べて
12.7ポイント増えた。18歳未満が使う携帯電話にフィルタリング機能を付けることを義務付ける法律が昨年春に施行された影響もあるとみられる。
調査結果を分析した千葉大の明石要一教授(教育社会学)は
「有害サイトによる犯罪被害や携帯メールを使ったいじめなどが後を絶たないため、子供の情報教育に力を入れる親が増えている」と指摘している。
同協議会は保護者を対象に
「子供に見せたくない番組」も質問。ワースト1位は
7年連続で「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)になり、
見せたい番組は「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)が4年連続で1位だった。
【2010年5月14日 日本経済新聞】

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