埼玉県教委が東大と連携
独自授業を県立9高校で研究 
高校生の学力を向上させようと、埼玉県教育委員会は東大と連携し、独自の授業プログラムの開発を始める。
「生徒が主体的に学ぶ授業」(県教委)を目指し、県立高校9校を「研究指定校」に決めた。夏休み中に指導案をつくり、9月にも各学校で検証授業を行うほか、11月に公開授業を実施する予定。県教委は「多種多様な学校で研究することで、県全体の学力向上につながれば」と期待を寄せている。(大矢博之)
県教委によると、研究指定校に選ばれたのは、浦和▽越ケ谷▽越谷北▽富士見▽秩父▽春日部女子▽吉川▽大宮光陵▽戸田翔陽(定時制)の県立9高校。6月2日に委嘱式を行う予定。
各学校から1~6人の指導力のある教諭計約25人を「研究推進委員」に指定。国語・数学・英語・理科・社会・美術の6教科で、3~7人からなる委員会を設置し、授業プログラムを作成する。
プログラム作成時に、東大の「大学発教育支援コンソーシアム推進機構」(CoREF)と、情報交換や検証などを行う。CoREFでは、
生徒が互いに教えあい、話し合いなどを通じて学ぶ「協調学習」を重視している。
協調学習の例として、生徒が小人数のグループに分かれて特定のテーマを学んだ後に、グループを組み替えて課題に取り組む「ジグソー法」などがある。
県教委は「暗記はできるが、活用する力がないことが高校生の課題だった。教師が一方的に話す受け身の授業では身につけることが難しい思考力や判断力、表現力が育成できる」と、連携効果に期待を寄せる。
作成した授業の成果は、平成23年1月に発表される予定。県教委は「成果が上がれば、指定校を増やすなどして県全体に普及させていきたい」と話している。
【2010年5月18日 産経ニュース】
【写真】埼玉県教委の「研究推進指定校」に選ばれた県立浦和高校=17日、さいたま市浦和区

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