いじめから子供を守ろう!ネットワーク 奈良シンポジウム
奈良はいじめを許さない!
~あなたはいじめられる側にも問題があると考えていませんか?~ ご 報 告 5月8日(日)、「なら100年会館」中ホールにて、「いじめから子供を守ろう! 奈良シンポジウム 奈良はいじめを許さない! あなたはいじめられる側にも問題があると考えていませんか?」が開催されました。
シンポジウムに参加した奈良県のサポーターの方からの報告です。
奈良県は教育水準が高いことで定評がありますが、一方で、小・中・高等学校における暴力行為の1000人あたりの発生件数は、全国でワースト2でもあります。
奈良の子供たちをいじめから守りたい…! このシンポジウムが、親子でいじめを乗り越え、勇気ある一歩を踏み出す機会となれば、との願いを込めて、このシンポジウムは企画されました。
奈良市教育委員会、奈良新聞、奈良日日新聞、毎日新聞奈良支局、産経新聞奈良支局の皆様からのご後援をいただきました。シンポジウム開催の趣旨にご賛同いただけましたことに感謝申し上げます。
5月8日(日)、爽やかな5月の風の吹き渡る快晴のなか、保護者の方々や子供たち、教育関係、医療関係、マスコミ関係の皆様方に多数ご来場いただきました。
午後1時30分に開会、井澤一明いじめから子供を守ろう! ネットワーク代表が開会の挨拶をさせていただきました。
基調講演では、加藤十八氏(中京大学名誉教授)が、高校で校長をされたご経験やアメリカで学ばれた事例を通して「いじめ―どう克服するか」をテーマにお話してくださいました。
いじめ拡大の原因となる学校規律の乱れを正すために必要なこと、いじめ被害を避けるための対処法、学校がいじめを克服するための10カ条について、教育現場の先生方や保護者が実際の行動に移していきやすいような具体的な項目を列挙してご説明くださいました。
パワーポイントを使ってご講演され、アメリカの学校の内部の写真など貴重な資料も見せていただきました。
続いて、森口朗氏が講演されました。教育評論家としてのお立場から、「いじめの構造」についてお話くださいました。「いじめ防止条例」の必要性についても教えていただきました。
休憩をはさんだ後には、関西文化芸術学院 舞台芸術専攻の高校生の皆さんが、いじめ防止劇「いじめヒストリア」を演じてくださいました。
NHK「中学生日記」の脚本を手がけられた、同校の先生の脚本・演出によって、「あなたはひとりではない」「愛してくれている人がそばにいる」というメッセージが込められた温かい舞台を見せていただきました。
パネルトークでは、4名のパネリストが参加。講演をいただいた加藤十八氏(中京女子大学名誉教授)、森口朗氏(教育評論家)、栗岡まゆみいじめから子供を守ろう!ネットワーク奈良代表、保護者代表のS・Eさんです。コーディネーターを井澤一明いじめから子供を守ろう! ネットワーク代表が担当しました。
S・Eさんが語られたご自身のお子さんの痛ましいいじめ体験について、学校側はどう対処すべきだったのか、いじめにあった子供をどうケアする必要があるのかを、パネリストたちが各専門家の視点から活発に意見交換がなされました。「いじめられた我が子にも問題があるかもしれない」という心の葛藤に陥ることなく、100%我が子を信じ、守り抜く強さが保護者に必要であるという森口氏の言葉、「日本の学校の先生方は外国よりも質が高い。学力向上、規律を守らせるという方向に熱心に取り組んでもらうよう働きかければ、必ずいじめを減らすことができる」という加藤氏の言葉に、“勇気”と“希望”をいただきました。パネリストの皆さんの“子供たちをいじめから守りたい”という熱い思いが会場中にあふれ、客席から大きな拍手が響き渡るパネルトークとなりました。
シンポジウムは最後、いじめから子供を守ろう!ネットワーク奈良の栗岡まゆみ代表によって、しめくくられました。
「奈良の子供たちの未来を守りたい! 奈良の子供たちの輝く笑顔は、未来への宝・・・いじめられている、あなたへ・・・あなたは、決して一人じゃない。あなたを大切に思う、たくさんの人があなたをいじめから守ります」という心からのメッセージが客席に届けられました。
いじめから子供を守ろう!ネットワーク奈良では、今後も引き続き、“奈良の子供たちの未来を守りたい”と願う人たちと共に心をひとつにして、いじめ撲滅に向けて、熱い活動を展開してまいります。
どうぞ、皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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