「いじめZERO」バッジで決意
箕面第三中の生徒会 【大阪府箕面市】 学校でのいじめを無くそうと、箕面市瀬川3丁目の市立第三中学校(石井敬子校長、529人)の生徒会が、
「いじめZERO」を訴えるバッジを作った。
いじめを無くす決意をカードに書いて「表明」し、それと引き換えにバッジを受け取る。すでに半数以上の生徒が身につけており、いじめ撲滅への意識が強まってきている。
同校では
2年前から、いじめを減らして生徒が過ごしやすい学校にしようと、
「いじめZERO」をテーマに活動。いじめを題材にした劇を演じたり、啓発ポスターを作ったりしてきた。
昨年末からはシンボルマークを作ってバッジにし、生徒が身につける取り組みを始めた。生徒から集まったデザインは約300種類。生徒同士で最終案を選び、それをもとにPTAの協力でデザインした。制作費はPTAが全額援助した。
4月から各クラスの学級委員が「いじめを無くしたいという気持ちのある人はバッジを付けてほしい」と呼びかけを始めた。
バッジをもらうには、自分なりの「いじめZERO」への思いを書いたカードが必要。
生徒指導主事の俵積田(たわらつみだ)武志教諭がカードと交換して「いじめ、無くしていこな」と一人ずつに呼びかけながらバッジを手渡す。すでに約300人の生徒が付け、4月末には職員室前にバッジを求める行列ができたという。
提出されたカードには
「誰かをいじめても、何も楽しくない」「見ているだけの人もいじめをしているのと一緒」など、様々なメッセージが書き込まれている。
俵積田教諭は「このカードを生徒みんなで共有し、いじめゼロにつなげたい」と話す。
生徒会長の稲岡朋成さん(15)は「このバッジをダサい、付けるのがめんどくさいという生徒もいるが、全生徒に付けてもらえるよう声掛けを続けていきたい」と話していた。(柳谷政人)
【2010年5月27日 朝日新聞】
【写真左】生徒会で制作した「いじめZEROバッジ」=箕面市瀬川3丁目の市立第三中学校
【写真右】バッジと交換する「いじめZERO」への決意を書いたカード

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