市教委「いじめ確認できず」
南九州の中2自殺 【鹿児島県南九州市】 鹿児島県南九州市で3月、市立知覧中2年の男子生徒=当時(14)=が自宅で首をつって死亡した問題で、同市教育委員会は21日、記者会見し
「自殺の契機となるような、いじめの存在は確認できなかった」とする調査結果を発表した。
男子生徒が亡くなった翌日に同校が全校生徒に実施した
無記名アンケートでは「(男子生徒が)金をせびられていたと聞いた」など、いじめをうかがわせる回答が6件あった。しかし、
市教委は「全生徒への聞き取り調査の結果、金をせびられていた事実はなかった」と結論付けた。
【写真】男子生徒が自殺した問題で、記者会見する南九州市教育委員会の小野義記教育長(右)と市立知覧中学の柿野幸広校長=21日午前、鹿児島県南九州市 市教委の小野義記教育長は「
遺族は調査結果に納得していなかった。今後も新しい事実が見つかれば、あらためて調査したい」と話した。
男子生徒は3月4日午後7時すぎに、自宅倉庫で首をつって亡くなっているのを母親が発見。いじめの疑いがあったことから、市教委や教諭ら15人の内部調査委員会が生徒から聞き取り調査をし、臨床心理士ら6人の外部調査委員会が調査結果を検証した。
【2010年7月21日 産経ニュース】
教諭暴言に「死にたい」
知覧中2自殺 両親、「一因」と訴え 鹿児島県南九州市で今年3月、市立知覧中2年の男子生徒=当時(14)=が自宅で自殺した問題で、生徒の両親は20日、西日本新聞の取材に対し、
考えられる自殺原因の一つとして「1月に男性教諭から『おまえは人間としての価値がない』と大声でののしられ、その後から『死にたい』と漏らすようになった」と市教委側に訴えていることを明らかにした。
市教委は「生徒へのいじめは確認できなかった」とする調査結果を21日に発表する予定で、小野義記教育長は「教諭の暴言の有無も含めて発表まではコメントを控えたい」と話している。
両親によると、生徒は1月、部活動の用事で携帯電話で教諭に連絡。この際、
教諭は生徒の隣にいた父親にも聞こえるような大声で怒鳴ったという。
生徒はこの日の夜、食事も取らず、一睡もできないほど落ち込んだ様子で、家族に教諭の言葉を伝えて
「死にたい」と漏らした。その後も
3月4日に自殺するまで急に無口になったりぼんやりしたりすることが多くなったという。
市教委などによると、学校側の自殺直後の
全校生徒アンケートで、生徒が「金をゆすられていたようだ」などのいじめの存在をうかがわせる複数の回答とともに
「死にたいと言っていた」との記述も寄せられていた。
両親が7月中旬、教諭に確認したところ、
教諭は「大声でしかったが適切な指導だった」「『おまえは人間としての価値がない』と言った覚えはない」と答えたという。
生徒の
父親(46)は「いじめの調査も教諭の対応も不十分で、納得できない」と話している。
【2010年7月21日 西日本新聞朝刊】

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中2男子が自宅で自殺 鹿児島・知覧、14年前にも
2010.3.5 産経新聞
(抄)
知覧中では平成8年、3年生の男子生徒=当時(14)=がいじめを苦に首をつって自殺。両親が損害賠償を求めた訴訟で、鹿児島地裁は14年にこの生徒が遺書で名指しした同級生の少年5人と知覧町(現南九州市)に計約4400万円の支払いを命じ、その後判決が確定した。
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