『いじめ少年犯罪に宣戦布告 ━史上最強の告発マニュアル━』
(プレスプラン編集部・編)
いじめ問題に対処するうえで、いちばん大切なことは何か。それは、被害者が守られることだ。
ところが、学校では、いじめが隠ぺいされ、被害者は暴行や恐喝などの悪質な犯罪に耐え続けなければならない。
結局、被害者は泣き寝入りを余儀なくされ、やがて不登校、あるいは自殺に追い込まれていく。けれども、不登校や自殺以外の選択肢は本当にないのだろうか。
本書は、いじめ被害者が実際にとりうる選択肢を具体的に教えてくれる。
たとえば「いますぐ何とかしなければ命があぶない」という人はどうすればいいか。119番して「救急車を呼べ」と本書はすすめる。病院は逃げ場としては、かなり安全である。「どうしたんですか」と必ず聞かれるから、いじめや暴行のことを全部話す。「殺されるから入院させてほしい」と何度も頼むこと。絶対に帰るな。君は被害者なのだ。 「チクたら、ぶっ殺すぞ」という言葉は、いじめ加害者がよく口にする脅しだ。
「マザコン」などと言われるので、親にもいじめを相談できないことがある。でも、いじめに対して声を上げるのは「チクる(=密告する)」というような、やましい行為ではない。
わが子を誘拐された親は、犯人から「警察に言うなよ」と脅されて「わかりました」と約束しても、必ず警察に言うだろう。それは密告ではなく当然の告発だからだ。正義に基づいて、いじめ犯罪を「告発」するのは「チクり」でもないし、「マザコン」でもないのだ。
では、どうやって告発すればいいのか。いじめに反撃するために必要なのはまず「被害事実」だ。日付や被害内容をしっかりメモしよう。これが証拠になる。
本書には、親や教師への相談の仕方、電話相談のリストから、「内容証明」の書き方、警察に被害を訴えるための「上申書」の書き方まで、例文つきで、誰でも、すぐに実践できるように解説されている。
この本は、どんなナイフや格闘技よりも、いじめ加害者にとって脅威となるだろう。
特派員 島次郎
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内容証明の書き方というのは私も知りたいです。ある意味宣戦布告そのものですね。こういう事を知っていればいじめは撲滅できるかも。
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