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☆ 代表メッセージ (2010年11月) ☆ 

☆今月の代表メッセージです。

101029 取材

□◆「いじめのない校風」、
「いじめを解決できる学校」を ◆□


 先週の金曜日、当事務所にはテレビ局が2局も取材に来られました。
 せまい事務所ですので、移動するのも大変な状況となりました。
いじめ自殺についてコメントを求められたのです。

 ご存知のとおり、先々週の土曜日の10月23日、大変に残念な事件が起きてしまいました。
 群馬県桐生市で小6女子が、手編みのマフラーでいじめ自殺してしまいました。父親が10回以上も学校に相談にいっていたにもかかわらず、記者会見で校長は「いじめの事実は把握できなかった」と述べているのです。
 相談を受けておりながら「いじめは無かった」と言える心根は信じられません。これが現場の教育者の姿だ思われることに、悔しささえ感じている全国の先生方も多かろうと思います。

 学校現場で「良し、悪し」、「ならぬものはならぬものです」というあたり前の指導ができていないのです。
子供たちは叱ってあげなくては、「叱られないから、いじめてもいいんだ」と自分勝手に考えて、ずるずるといじめの誘惑に負けいじめ続けるものです。

 他人の心の痛みに気づかない子供たち、それどころか、悩み、苦しむその姿を見てあざ笑う子も多いのが現代のいじめです。
残念ながら、いじめ自殺した子のお通夜の席で、「いじめてはいない。遊んでいただけ」とうそぶく子供たちもいるのです。
「いじめられる方が悪い」「うざいから」子供たちは口々にいじめを正当化してきます。
こんな子供たちが毎年、毎年、社会に出てくるのです。

 問題の一つがモンスターペアレント問題であり、いま一つが児童虐待問題です。特に、虐待の相談件数は毎年、毎年増え続け、昨年は4万4千件にのぼったという報告があります。そのうちの半数が二十代の親による相談だったという調査には驚きを感じます。二十代、三十代の親が虐待の中心にいるということなのです。

 教育現場が変わらなければ、社会問題も増え続けることになるでしょう。
 「指導より支援」という言葉をよく耳にします。
子供たちを指導しなければどうなりますか。そこに生まれるのは、わがまま、自由過多の子供たちなのです。
結果、自分だけ良ければそれでいいという「ジコチュー」の大人が社会に溢れてしまっています。

 熱心な教師の下ではいじめが一日で解決することも少なくありません。この学校の子供たちは安心して勉強に励み学力も高くなります。当然のことです。
「いじめのない校風」、「いじめを解決できる学校」の中に教育再生の鍵があるはずです。

 何度も言いますが、「いじめは学校で起きている」のです。
いじめの相談は夏休みや冬休みなどには、ぐっと減るというのが現実です。
 全ての学校が「いじめは犯罪。絶対に許さない」と宣言できる学校であってほしいと思います。
そしてこれは教師にしかできない仕事です。私たち保護者や第三者機関は、やる気のある先生を精一杯サポートしてまいります。
先生方のご相談も受け付けております。冒頭の事件のようにならないうちにぜひ、ご相談ください。

いじめから子供を守ろう! ネットワーク 代表 井澤一明


 

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[ 2010/11/06 07:07 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

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