小6自殺、桐生市教委の報告「不十分」
文科省が指導 群馬県桐生市の市立小学校6年、上村明子さん(当時12)が自殺した問題で、文部科学省は9日、
同市教委が8日に明らかにした調査報告では不十分だとして、さらに詳しく調査して追加報告するよう県教委を通じて市教委に指導した。
同省は市教委の報告について、
「学校側が時系列でどう対応したかほとんどわからない」(児童生徒課)とし、
再発防止のために詳しい事実関係を把握する必要があると判断した。
同省は、北海道滝川市で起きた小6女児の自殺などをきっかけに2006年、「担任や学校がいじめを抱え込まず、他の教師や教委と連携して対応する」
「学校でいじめを把握した場合はすみやかに保護者、教委に報告する」との通知を全国の教委に送っている。
10日、この通知内容を再度周知するとともに、埋もれているいじめを掘り起こすための
全児童対象のアンケートを実施するよう改めて求める通知を出す。(青池学)
【2010年11月10日 朝日新聞】
自殺との関連含めさらなる調査を指示
桐生市長 上村明子さんの自殺について、
桐生市の亀山豊文市長は9日、
「どうして『いじめ』が起き、察知が遅れたのか、自殺との関連も含めてさらなる調査を行うよう教育委員会に指示した」とするコメントを発表した。
市によると、同日午後6時頃、亀山市長と市教委の高橋清晴教育長が上村さん宅に弔問に訪れたが、不在のため、果たせなかったという。
桐生市教委、県教委に報告書
自殺に至った経緯を説明 桐生市立新里東小6年の上村明子さん(12)が先月23日に自殺した問題で、
桐生市教委と県東部教育事務所は、9日、
県教委を訪れ、学校側が作成した報告書を提出し、明子さんが自殺に至った経緯などを説明した。
県教委義務教育課によると、桐生市教委の高橋清晴教育長ら4人が、約10ページにわたる報告書を基に、
児童への聞き取り調査などの結果、校内でいじめがあったと認められた事実などを、約1時間にわたって説明した。
明子さんの自殺を受け、
県教委は市町村教委を通じて、いじめの有無や現在もいじめが続いているかなどを、
全小中学校でアンケート調査するよう指示している。
回答期限は19日。同課は「結果を分析し、いじめの兆候をどう発見し、つかみ、対応していくかをしっかり確認し、未然防止につなげたい」としている。
【2010年11月10日 読売新聞】

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