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◇代表メッセージ (2010年12月) 

☆今月の代表メッセージです。

クリスマス3_m


◆◇いじめられている子供を救えるのは、校長先生◇◆

 12月にはいりました。いじめから子供を守ろう!ネットワークの井澤です。
 新聞には、今年の重大ニュースがとりあげられる季節です。いじめも今年の大きな課題です。実際、10月の群馬のいじめ自殺以降、いじめ自殺が相次いでいます。

 先日は、「娘が自殺したいと言っています。『自殺したら、いじめている子は捕まるのか』と聞かれているのですが、どう答えたらいいでしょうか」という相談を受けました。つまり「復讐したい。怨(うらみ)を晴らしたい」ということなのでしょう。
 「自殺は損だ。人生の再出発はできる」と答えました。 自殺しても相手が重罪になって罰せられるということはほとんど無いのが現実だと伝え、いじめと闘う方法についてアドバイスしたのです。つらい気持ちが伝わってきますね。

 ややさかのぼりますが、平成22年11月9日に、文科省は、「いじめの実態把握及びいじめの問題への取組の徹底について」と題して各教育委員会に通知しました。内容は、「いじめの早期発見・早期対応、いじめを許さない学校づくり、教育委員会による支援」等の徹底を依頼です。
 本通知の中で、「近年のいじめの認知件数の推移等を見ると、学校がいじめを認知できていないケースがあるのではないかと懸念される」と述べ、いじめを把握する手法として、「全ての学校」に対して「アンケート調査」の実施を要望しております。さらに、その問題を隠さず対処するように求めています。

 本通知を見る限り、文科省は、アンケート調査などによる「いじめの把握」がおざなりになっている、いじめ隠しがあると認識していることがわかります。
 何回も通知するなど、学校の姿勢が変わるまで徹底を図っていたただきたいものです。

 しかし、実際はどうなのでしょうか。
 今月、中学校の校長先生とお話する機会がありました。いじめについて「うちでもいじめは起きます。アンケートも年に3回はしていますし、面談もしていますので、見つけたらすぐに対応しようとしています。」とおっしゃっていました。

 その上で「どんなところが大変なんですか?」と聞いてみましたところ、「単純にこの子が悪いと言えないところですね。いじめたりいじめられたりが複雑に絡んでいるので、どのように叱ればいいのか難しいですね。あと加害者にも人権がありますし」と付け加えられたのです。
 加害者の人権と言う言葉の奥に、含みが感じられます。これでは、解決は時間がかかります。当然です。

 いじめの問題において大切なことは、「いじめた子が悪い」のです。
 この点がぶれてしまうと結論が出せなくなります。結論がでなければ、ずるずると時間だけが過ぎてゆくのです。
 確かに遠因はあるでしょう。加害者の話を聞いてあげるのもいいでしょう。しかし、いじめて良い理由にはならないのだという点がぶれてはいけません。校長先生のいじめに対する考え方しだいだと言っても過言ではないと思っています。

 子供たちに伝えることも重要ですが、校長先生に訴えることの方が効果が大きいのです。
「群れのボス」と言ったら怒られるかも知れませんが、いじめに苦しんでいる子を救うために、全国の校長先生に、学校における素晴らしいリーダーであっていただきたいと心から願っています。

いじめから子供を守ろう! ネットワーク 代表 井澤一明


 

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[ 2010/12/04 23:30 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

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