「原因は不明」 清瀬の中2女子自殺
検討委員会が報告書 【東京都清瀬市】 清瀬市で2月、市立中学2年(当時)の女子生徒が
いじめを示唆するメモを残して自殺した問題で、同市教育委員会の
「命の教育」検討委員会は、
自殺の原因は不明とする報告書をまとめた。
検討委は女子生徒の自殺を受けて今年
4月に設置。精神科医や学識経験者、スクールカウンセラーら7人が
5回にわたり、女子生徒の自殺の分析や考察、予防対策などを話し合った。
報告書によると、生徒らへの聞き取り調査の結果、
うわさや悪口の存在はあったが
「
一方的かつ執拗(しつよう)に攻撃を受けていた形跡は
認められず、いじめを受けていたという言葉や
いじめに相当する行為も
見いだせなかった」などとした。
子どもの自殺予防については、自他ともに命を尊重する「命の教育」推進計画の策定とともに、校長や養護教諭らによる教育相談部会を組織し、利用しやすい相談体制の整備を各学校に求めた。
【2010年12月29日 東京新聞】
※ 文部科学省は「いじめ」の定義につき、
『個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする。
「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」とする。
なお、起こった場所は学校の内外を問わない。』 としています。
清瀬市教育委員会の検討委員会のいう、「一方的かつ執拗(しつよう)に攻撃」など、「いじめ」であると認めるために、必要ありません。 【参考記事】
中2自殺:いじめ示唆のメモ公開
市教委は「確認できず」 【東京都清瀬市】
東京都清瀬市立中学2年の女子生徒(14)が2月に自殺した問題で同市教委は3日、記者会見し、女子生徒がいじめを受けていたことを示唆するメモの全文を明らかにした。市教委はいじめの有無について調査しているが「今のところ確認されていない」と説明した。
市教委によると、メモは女子生徒が2月15日に自宅マンション7階から飛び降り自殺した後の同26日、女子生徒の遺族から渡された。
女子生徒の自筆で、「学校にいる時間 私には苦痛を感じる」「学校なんか行きたくない 皆が敵に見えるから」「朝 7階から飛び降ります。それか薬物大量摂取」「お父さん お母さん ごめんなさい」「私に変なウワサを流した奴(やつ) 悪口を言った奴もみんなみんな呪ってやる」などと書かれていた。
記者会見には市教委の中村泰信教育部長や池田和彦指導課長、女子生徒が通っていた中学校の校長の3人が出席。校長が「かけがえのない命を失ったことを大変重く受け止めている。保護者につらい思いをさせ本当に申し訳ない」と謝罪。いじめの有無について池田課長は「生徒から聞き取り調査をしているが、今のところ確認されていない」と述べた。
また、自殺について同級生が「(学校から)口止めをされた」と証言していることに対し、校長は「口止めはしていない」と否定。自殺の公表が遅れたことに池田課長は「警察の捜査の推移を見守っていた」と釈明した。
両親からの訴えを受けた学校・市教委は1日に父親も同席したうえで、臨時保護者会を開き、同級生から事情を聴くことの了承を得て調査を進めている。
【青木純、野口由紀、山本将克】 【2010年3月3日 毎日新聞】

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