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山本浩徳広島代表 テレビ新広島(TSS)の特集番組に出演! 

190125 広島テレビ1

テレビ新広島(TSS)が取材
山本浩徳広島代表が特集番組に出演

【いじめから子供を守ろうネットワーク広島】

 広島のテレビ新広島(TSS)で、「いじめから子供を守ろうネットワーク」が取材されました。
 1月23日(水)、夕方の報道番組「TSSプライムニュース」の中で、『「いじめ」から子どもを守るには…広島市女子中学生自殺の教訓』と題して放送されました。これは一昨年起きた広島市立五日市観音中学校のいじめ自殺事件の第三者委員会の報告書が、昨年末、市教委に答申された事を受けての特集番組です。

190125 広島テレビ2
190125 広島テレビ3

 山本浩徳(いじめから子供を守ろうネットワーク 広島)代表が、いじめの兆候、解決の仕方等をお話しさせていただくとともに、いじめ体験者の方も紹介させていただきました。

下記リンクからご覧になれます。

http://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000002938.html

 

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[ 2019/01/25 15:18 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

◆◇ 勤務校での 「いじめ」 問題 ◇◆ 

190118 水仙

◆◇ 勤務校での 「いじめ」 問題 ◇◆

 今から25年以上前のことです。
 私は、当時高校で2年生の担任をしていました。その高校は、喫煙、バイク乗車などの問題行動が多発し、勉強がやや苦手な生徒が少なくなく、私は大なり小なりストレスを感じながらも勤務していました。当時は良きにつけ悪しきにつけ元気のある生徒が多かったと感じます。
 今回は、その時期に、教師のあり方を考えさせられた事件について述べてみたいと思います。

 具体的な内容は申し上げられませんが、自分のクラスのA君が公共の場で大変迷惑をかけ、危険な行為をしました。
 私は朝からA君の事情聴取をしました。しかし、なかなか事実を認めません。A君は潜在的に能力のある生徒なのですが、その分良くない方向にも力を発揮するタイプでした。教員の前では見せない姿が、陰に隠されているように思えました。

 私はA君の問題行動の内容を把握していましたので、正直に言うように促しました。危険かつ多くの人に迷惑をかけた行為を認め、反省するようにと説きました。しかし、ふてくされた態度が続き、次第に反抗的になってきました。
 私は、「許せない」、「見逃せない」という思いがこみ上げ、「お前はいつまでもそんな人間でいいのか!」と、大声で怒鳴りながら、立ち上がりざまにテーブルを両手で思い切り叩きました。「向かってくるなら来い」という思いでいました。
 ところがA君は突然、涙を流し初めました。そして、「自分だってこのままでいいとは思っていないよ」とつぶやきました。
 私はホッとしました。A君の本当の姿に接することができたように思えました。それからは、素直にありのままを話してくれました。

 その後、校長から懲戒指導がA君に申し渡されました。
 家庭訪問にいくと、素直な態度で課題をしっかりとこなしていました。御両親は学校の指導に御理解をいただき大変ありがたく思えましたし、「こんなご両親の元で、どうして・・・」と思いました。

 それから数日後、学校は保護者面談の期間に入りました。
 私のクラスのB君は少しひ弱な感じのする、おとなしく優しい感じの男子生徒です。思いを内に込めてしまうタイプなので、日頃から少し気にしていた子です。お母さんが面談にいらっしゃいました。
 私は冒頭、「B君の様子で気になることはありますか」と問いかけました。
 するとお母さんは、「少し前、貯金が減っていることに気づきました。何かを買っている様子はないのですが」とおっしゃいました。
 これはただ事ではない、喝アゲ(恐喝)か「カンパ」だなと思いました。

 翌日、B君を放課後に呼びました。「誰が相手でも絶対に仕返しなんてさせない」ことを訴え、ありのままの事実を話すように促しました。
 B君を苦しめていたのはA君でした。聞けば、お金を持ってくるように強要されること数回、さらに、体育の授業の後の教員の目の無いところで暴力を振るわれることも何回かあったことが分かりました。
 改めて貯金通帳を確認させ、金額と時期を把握しました。B君はさぞつらかったことだろうと思いました。

 私は、A君とB君とも2年になってから担任した生徒です。ところが、二人は1年生でも同じクラスでした。B君のお母さんによれば、2年生のクラス発表があった日は、元気がなかったとのことでした。
 生徒に充分に目が行き届いていなかったことを反省しました。
 また、B君を救わなければと思うと同時に、憑き物が落ちたようなA君の謹慎中の態度から、担任としては複雑な思いでした。でも、事の重大さから、「A君の行為をそのままにしてはいけない」と考えざるを得ません。学年主任や教頭に、A君に「進路変更(自主的な退学)を勧める」方針を提示せざるを得ませんでした。

 B君から聴取した事実を持って、学年主任と共に謹慎中のA君の家庭訪問に行きました。A君に時系列を追って事実確認すると、反省した様子で事実を認めました。驚いたことは、「B君以外にはお金を脅し取ったことはないのか」と尋ねると別の数件の事実を述べました。
 御両親は、息子があまりにもひどい行為をしていたことを知り、ショックを受けていらっしゃるようでした。自主的な退学に関しては御理解いただけました。
 A君には、「B君に逆恨みをしないように。もし何かすれば、警察の問題になる」との注意も与えました。現状でも十分警察沙汰レベルの事件でしたが、B君の御両親は警察までは考えていらっしゃいませんでした。

 B君から巻き上げたお金と、B君以外で被害に遭った生徒に対しては、A君の保護者の方からその金額を返していただけました。
 しばらくして、A君のお父さんから転学先が見つかったと、御連絡が入りました。今の住まいから遠くになる学校ですが、同じ高校2年生に転学できるので安心しました。

 後日、A君が私物を引き取りに、学校に挨拶に来てくれました。別れ際、互いに笑顔で、「がんばれよ」、「ありがとうございました」で握手して別れました。B君も安心するだろうし、A君の行先も決まりよかったと思いました。

 その直後のこと、三階の渡り廊下を歩いていると、私の横を後ろから一本の傘が飛んできました。思わず振り返っても、誰の姿も見えませんでした。きっと、「あいつがAを辞めさせた」との逆恨みした、A君の子分、取り巻きの仕わざでしょう。

 数カ月後、A君からハガキが届きました。スキーをしているA君の写真とコメントでした。なんでもスキー部に入り大会に出て入賞したとのことでした。元々、力のある活発な生徒でしたが、元気に活躍しているようでうれしく思いました。 

 この事件を通して、最初のA君の懲戒指導はA君に立ち直りのチャンスを与えることになったと思いますし、B君にとっては、困ったことを自分だけで抱え込まないことの大事さを学ぶ機会となったと感じています。
 また、私自身の「いじめ」解決体験は、「生徒や親御さんの心に寄り添う」という態度を学ぶという、教員としての貴重な体験であったと思います。

清川 洋


 

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[ 2019/01/18 16:30 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2019年1月) ◆◇ 今こそ「いじめ防止法に教師への処罰規定を」 ◇◆ 

190109 富士山


◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 今こそ
「いじめ防止法に教師への処罰規定を」 ◇◆


新年 明けましておめでとうございます
昨年も大変多くの皆様にご指導、ご協力いただきましたことに、深く感謝申し上げます。
本年は、昨年に引き続き、教育界において「いじめ防止」に対する考え方、常識が様変わりすることが期待できる年となると思います。
なにとぞ、よろしくご指導、ご支援のほどお願い申し上げます。

今年のお正月、お店や会社では例年通りの飾り付けなのですが、周囲の家々には門松やしめ飾りをかかげる家が少なくなっているように感じました。
やや寂しくもありますが、平成も終わりを迎え、時代が変化してきているのかもしれません。

さて、昨年の12月、サポーターの方から地元の下野新聞の論説をご紹介いただきました。
「いじめ防止法改正 信頼関係構築に努力必要」というタイトルで、超党派の国会議員による勉強会が、いじめ防止対策推進法の改正に向けた素案をまとめたというものでした。
その素案には、「教員がいじめの疑いを把握しながら放置するのを禁じ、これに反した対応をした場合は懲戒処分の対象にする」と示されているというものです。
さらに本論説では、「学校・教委の側に被害者側に寄り添う姿勢が全くうかがえず、対立があらわになる例はほかにも多々ある。防止法の趣旨を根付かせていくには、改正以前に教育現場の意識改革が必要だろう。」と締めくくられております。

私たちが皆様と共に、長年に渡って訴えてきた、「いじめを隠蔽、放置、加担、あるいは主導する教師は懲戒することを盛り込むことが必要だ」という主張が実現する日が間近に迫ってきていることが感じられます。
子供たちを守るためには、国として絶対に宣言しなくてはならないことです。
全国100万人を超える教師の中で、いじめを隠蔽したりするような教師はほんの一握りです。しかし、その一握りの心無い教師を担任に持つ子供たちにとっては、それはつらい現実です。
その一握りの教師をかばうために、教育界には「教師を罰するのは反対だ」との声が根強くありました。
この壁を破らなければなりません。

法制化すると短絡的に「いじめがなくなる」というわけではありませんが、いじめは放置してもかまわないと考えている教師たちに、「いじめには、きちんと対応しなければいけない」という意識変革を促すための第1歩です。

昨年末にお会いしたヤンキー先生こと義家弘介前文科副大臣からも、「来年はやりますからね」という力強いお言葉をいただきました。
文部科学省自体の「いじめ」に対しての取り組みが積極的な方向に転換し、「いじめ防止対策推進法」に「教師の懲戒」を盛り込むことが議論されている今こそ、保護者の声を、文科省、議員の皆様に届けてまいりたいと存じます。
どうか、お知り合いの中に文科省、議員の皆様がいらっしゃる方や、あるいは、法改正に影響力をお持ちの方とご縁があります方でご賛同いただけるようでしたら、お声がけをお願いしたいと存じます。

冬休みが終わり、学年末に向けての毎日がはじまります。
先生方の異動もこの学期中に検討されますし、4月からのクラス編成も検討される季節です。
ですから、いじめやその他の問題も、保護者としては早期に決着する必要があります。
なにか気になることがありましたらご遠慮無くご相談いただければ幸いです。
改めまして、本年もよろしくお願い申し上げます。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
http://ameblo.jp/kzizawa/
Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawa
Twitter: @kzizawa

 

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[ 2019/01/08 20:47 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◆◇ 学校組織のマインドセットを変えよう ◇◆ 

181228 さざんか

◆◇ 学校組織のマインドセットを変えよう ◇◆

 「いじめは解決されにくい」 ということを、日本人社会や学校組織という観点から考えてみたいと思います。

 かつてテレビの「水戸黄門」は国民的時代劇と言われ、日本人の間で長く親しまれてきました。
 農民や町人たちに対して、旅のご隠居様一行という第三者的立場でお話をじっくり聞き、その悲しみや苦しみに寄り添い、共感する。その後、黄門様チームが密かにリサーチし真実を明らかにします。そして、最後には、正義の鉄槌がふりおろされます。悪代官や悪徳商人たちを、天下の副将軍水戸黄門さまの権威のもとでこらしめ、時には改心させるのです。
 毎週この勧善懲悪のテレビを見て、日常生活のストレスを解消していた人は多かったことでしょう。

 最近の人気ドラマ「下町ロケット」でも、一部似ているように思います。
 もちろん主題はモノづくりへの情熱、夢への挑戦なのですが、視聴率と満足度が高いことから察するに、大企業と下請け、上司と部下、競合他社や銀行との兼ね合い、上から受けるストレスフルな人間関係模様に、「ある、ある、わかる」と共感すると共に、あざやかな逆転劇に胸のつかえがおりるような感じを味わっているのだと思います。

 日本人社会では、上司と部下との間で軋轢が生じた場合、部下が救済されることは少ないのです。うつ病で倒れるのは大方が部下の方です。最近でこそパワハラ、セクハラという言葉が周知されるようになりましたが、それまでは、民間企業では“相性”という美名にくるまれ、配置転換されるまで、忍耐という美徳の名の元に放置されるのが実情でした。
 大手の上場企業以外では、いったん「長」という立場を得た上の人たちに対して、浄化作用が働くことは考えられませんでしたし、部下を大切な人的資源として考えて活かしていこうとする人材マネジメント機能はほとんどみられませんでした。日本的ピラミッド型組織がまねく弊害です。(最近はIT産業等でチーム型提案型組織も生まれている。)

 では、学校という、古くからあるピラミッド組織ではどうでしょうか。
私は学校現場に足場を置いて、さまざまな人間関係を見てきました。
 誤解を恐れずに言えば、教育、教職員という職域は、感情のふり幅を伴うストレス空間なのです。

 もともとは不登校やひきこもり、いじめの相談など心のケアのために採用されたのがスクールカウンセラーでした。
 しかし、スクールカウンセラーの相手は生徒だけではなく教師からの相談も後をたちません。
悩む教員たちが、わらをもすがる思いで「ここだけの秘密」と、上司との軋轢や教師間の人間関係を相談してくるのです。
 実は相談している教員も「解決する」とは思っていません。ただ、愚痴や不満を聞いてもらいたいだけなのです。その都度「心が救われた」と感謝を述べて、また教育現場に戻っていかれます。

 このような悩み相談に対してカウンセラーは「リフレーミング」を提案します。つまり、物事の見方の枠組みを少し変えてみましょう、と提言するのです。
 例えば、「たしかにパワハラ校長ですね。他の教員などがいる人前で繰り返し、繰り返し、怒鳴る、叱責する、真っ赤な顔で怒る、その時々で言うことが異なる。その校長先生は、きっと体育会系で熱くて、仕事に真面目で少しでも厳格な仕事をしたいからではないかしら。相手の立場にたって見方を変えるといいかも」と。

 しかし、カウンセラーさん方の努力もむなしく、統計の数字が物語っているように「うつ病」など精神疾患で休職する教員は後をたちません。
 やはり、最悪のことが起きない限り、「長」がつく人の行動変容を促すことは困難です。パワハラ裁判に訴えるなどの事例も生じています。
 先のパワハラ校長の事例は、人事権がある教育委員会の部署では解決できず、地方自治体への申請を経由して、横からのアプローチの結果、改善されました。パワハラ校長の多くは、手腕のある校長と教委からは認識されていることが多い為です。
 このような校長の指揮下では、実際のところ、教員のトラブルも、いじめ問題も解決されません。部下からの信望が無いうえ、調整能力なき校長のもとでは何も解決されないのです。先生たちは叱られないよう萎縮してミスが無いよう、何もしないだけでした。

 ここで一般論として、まとめてみましょう。
 第一の問題は、日本のカウンセラーは、欧米と異なり、主に医療系、病院等のニーズで求められ育ってきました。ですから、弱った人へのケアはとても得意ですが、攻撃的な人への対処のスキルはつたなく、ほとんど効果を有していません。
 しかも非常勤という不安定な立場が多く、学校組織内では全く権限がありません。不安や苦痛には寄りそってくれるけれども、「いじめの解決をしてくれる人ではない」のです。このことを、相談する側の保護者の皆さんには知っておいていただきたいと思います。
 心のケアで「リフレーミング」を教えるのは、まだ傷の浅い場合や予防段階こそ効果があります。既に起こった深刻ないじめ問題では、「泣き寝入りしろ」と被害者に言っているのと変わらないことになります。それは、小中学生の子どもには、とても耐えられないことです。

 第二の問題は、校長への、管理職教育が不足していることです。
 組織経営理論、リーダシップ論からアンガーマネジメントなどのスキル教育が必要なのですが、現存のシステムでは全く足りていません。尊い年月を経て「経験知」を経た、人格も優れた校長先生がいる一方で、パワハラ校長も野放しにされています。
 これは日本社会に、組織マネジメントいう合理的精神が欠けているからです。管理職への再教育プログラムが不可欠であろうと思います。

 第三の問題は、水戸黄門様は、日常生活の中でこそ必要であって、村人たちや町人たちが自殺してしまった後では手遅れだということです。水戸黄門様チームはどうあるべきなのか再考する必要があります。
 教育界における水戸黄門チーム、つまりいじめ対策委員会などは、将軍様の直属として、権威と実行力に担保された組織にするべきだと思います。

 第四の問題は、マスコミの従来前としたワンパターンの報道です。
 マスコミでは第三者委員会の発表をしばしば取り上げます。真実を知りたいという被害者遺族の心情に寄り添う姿はとても大切ですが、いじめに苦しむ子どもを死なせないためにはどうしたら良いか、という根源的な問題に関しても、切り込んでほしいと思います。

 改めて、大人の時間と子どもの時間が、大きく異なることを理解していただきたいと思います。公害裁判や冤罪裁判のように、20年も30年も待つことなどできません。
 いま苦しんでいる子どもがいます。すぐに判断し行動し、解決すること、これを周囲の大人たちが心と力を合わせて行うことです。

 私の周囲には、パワハラ校長に反して、いじめを解決に導き、子どもを助けたのち、配置転換を余儀なくされた教諭、そして勇気ある行動の後、次年度、契約更新されなかった親友のスクールカウンセラーがいます。たしかに日本型組織では、許されないことでしょう。
 しかし、彼らは、自分の立場よりも、子どもの人権や生命を大切に思ったからこそ行動したのです。そこに自己犠牲の精神があります。人を人として存在せしめている尊い精神です。

 組織論として、いじめを解決した人を評価する学校組織にチェンジさせていくこと、少なくとも学校組織のマインドセットを変えていくことを心から願ってやみません。
 子供達は教師の背中を見て育っていくのです。

前・名古屋市教育委員会 子ども応援委員 スクールソーシャルワーカー
現・福祉系大学講師  堀田利恵  (ペンネーム 村崎京子)


 

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[ 2018/12/28 21:15 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)