ご案内: 9月10日 (日) 北海道札幌市にて、「いじめ防止講座」。井澤一明 (いじめから子供を守ろうネットワーク) 代表が講演 【いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌】 

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ご案内: 来月9月10日(日)13時15分 札幌市にて
井澤一明代表が講演 「我が子のSOSを受け取って」

【いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌】


 来月、9月10日(日曜日) 午後、13時15分から、北海道札幌市西区民センターで、「いじめから子供を守ろうネットワーク札幌」が 「いじめ防止講座」 を開催、井澤一明 (いじめから子供を守ろうネットワーク) 代表が、講演させていただきます。テーマは、「我が子のSOSを受け取って」。
 約1時間半の講演の後、15時から個別のいじめ相談もお受けいたします。

 札幌市では、2008年10月にシンポジウムを開催して以来、毎年シンポジウムやセミナーを開催させていただき、札幌市教育委員会や北海道教育委員会等のご後援をいただいてまいりました。
 今回の「いじめ防止講座」は、札幌市のいじめ予防団体による「秋の自殺予防フェア」と共催です。13時15分からの「いじめ防止講座」の前に、午前11時30分から、いじめ予防団体代表の「あなたもできる!自殺予防」と題する講演が行われます。

 今回は札幌市教育委員会、北海道新聞社から後援をお許しいただきました。

 どなたでもご来場いただけます。入場は無料です。詳しくは次のとおりです。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

「秋の自殺予防フェア & いじめ防止講座」
日 時 : 2017年9月10日(日) 午前11時30分~16時 (開場11時)
場 所 : 札幌市西区民センター 第2会議室 (住所: 札幌市西区琴似2条7丁目)
アクセス: 地下鉄東西線 「琴似」駅 1番出口から 徒歩4分

プログラム:
11時30分~13時 「秋の自殺防止フェア」
講 演 「あなたもできる!自殺予防」
講 師 : 内田 貴之
(幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道を創る普及啓発特化型自殺予防団体-SPbyMD-代表)

13時15分~14時45分 「いじめ防止講座」
講 演 「我が子のSOSを受け取って」
講 師 : 井澤 一明
(一般財団法人いじめから子供を守ろうネットワーク 代表)

15時~16時 個別いじめ相談(相談無料・秘密厳守)

入 場 : 無 料

後 援 : 札幌市教育委員会 北海道新聞社
 
共 催 : 「自殺予防団体-SPbyMD-」 「いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌」

★ ふるってご参加ください。 多くの皆様のご来場をお待ちしております!


 

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[ 2017/08/07 07:45 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2017年8月) ◇◆ 国のSNS相談-解決しなければ意味がない ◆ 

170804 0731SNS第3回
【写真】 SNSを活用したいじめ等に関する相談体制の構築に係るワーキンググループ
第3回会議 (2017年7月31日 於:文部科学省)

◇ 代表メッセージ ◇
国のSNS相談 - 解決しなければ意味がない


夏休み真っ最中、暑いですね。
でも、子供たちは夏を謳歌しているはずです。

さて、大人たちも頑張っています。
文科省のいじめ防止対策協議会が、7月31日に、いじめ相談にSNSを活用するための中間報告をまとめたとのことです。
確かに子供からの相談は、電話よりSNSが多いのは事実です。

NHKの報道をまとめてみますと、
・SNSの利点として、子供たちが絵文字などで自分の思いを気軽に伝えられる
・相談者にはSNSを使い慣れた学生や若者のコミュニケーションに精通した人を入れる必要がある
・自殺をほのめかすなどの緊急の相談の場合は、できるだけ早く音声による相談に切り替える、
加えて、子供たちの個人情報の厳格な管理が必要
・そのうえで、来年度、モデル事業として、一部の学校や地域で実施し、その効果を検証し、全国展開を検討する

報道を見る限りは、真摯に対応しようとしているように見えます。
しかし、中間報告案および、前回の委員会を直接傍聴してきた私たちとしては、いくつかの提案をしておきたいと思います。

提案の前に、一言、述べておきたいと思います。
ご存じの方も多いことだとは思いますが、私たち 「いじめから子供を守ろうネットワーク」 は、電話相談だけでなく、掲示板での相談、メールでの相談をもう10年以上も受け続けております。
この10年、私たちが受けたSNSを介した相談には、自殺予告や、リストカットなど一歩間違えれば大変なことになるという相談もありましたし、お子さんをいじめ自殺でなくされた方との交流もありました。

ですから、単なる批判のための批判ではありませんし、机上の空論でもありません。
実際に相談を受け続けている人間として、文科省に伝えたいのです。

協議会では、「保護者の相談を受けると何らかの回答をださないといけなくなる。保護者については今後の検討ということにしたい」 という趣旨の意見も出ておりました。
「いじめ相談」 は解決するために行なわなければなりません。
過激に聞こえるかもしれませんが、「解決策を提示できなければ意味がない」 のです。
保護者だけでなく、子供たちも 「いじめ」 を相談するのは、「聞いてもらいたい」 から相談するわけではありません。「解決してほしい」 のです。
「解決してくれない相談機関」 は必要ありません。お金の無駄遣いと言っても過言ではないと思います。
「解決する」 ことを前提に、子供たちをがっかりさせない体制を構築していただきたいものです。

また、議論の1つとして、「子供たちのスマホ、携帯には、相談員がどのように対応したか痕跡を残さないようにしたい」 との意見もありました。
一方 「あとで読み返すためには、やり取りを残してあげるべきだ」 という意見も出ていましたが、今回の中間報告を読む限り、
「チャットのようにリアルタイムでやり取りをすれば、運営側だけがデータを取れる」 という方向で調整が進んでいるように読めます。
加えて 「制限時間内に応答がなければ打ち切る」 とか、「定時になったら強制終了するのはどうか」 との意見も採用されてしまいそうです。
この意見からは、「その場かぎりの対応しかしないし、できない」 という姿勢が見て取れます。
これでは、ほとんどのいじめは解決できません。

子供たちからの相談は、
「死にたい」、
「いじめられている。学校行かなくてもいい?」、
「もうやだ」とか、
そんな一行だけの言葉から始まります。
その子の心を開き、信用してもらうためには、何十回ものやりとりが必要です。何日もかかることもよくあります。
しかも、第一声に対しての返信を失敗したら、二度と連絡がとれなくなります。
ひとつひとつを丁寧にやり取りして、徐々に実態が分かってくる。そこから解決策を模索してゆくものなのです。

また、子供たちだって、ご飯も食べます、お風呂の時間もあります。宿題もあります。チャットしている間だけで相談が終わるわけがありません。
解決するために必要な相談員側の姿勢としては、「解決するまで、その子とやり取りを続ける」 という覚悟が必要です。
同じ相談員が、繰り返し繰り返しやり取りして、やっと名前が聞ける、学校が分かる、いじめている子がわかる、そんなものなのです。
私自身、1人の子とのやり取りでだけ、一ヶ月に、携帯のメールの上限の1000件を超えてしまうこともあります。
1時間程度のチャットで終わりにしようなどと考えているようでしたら、甘すぎるのです。本気でいじめを減らそうというならば、本気の相談体制を模索しなければなりません。

「繰り返し相談される場合がある」 ことを問題点としてあげている意見もありました。
繰り返し相談されて困るような相談体制は必要ないとも言えます。
解決しなければ、当然、何度も相談してきます。当たり前です。
文科省としては、「繰り返し相談させない、リピーターをやめさせる」 という議論ではなく、繰り返し相談してくるような事案を「どう解決するか」というところに議論を進めなくてはならないはずです。

いじめの相談は、単なる悩み相談ではありません。
重大事態が目の前に迫っている、という認識の下で対応していかなくてはならないのです。
文科省をはじめ、委員の皆様には、子供たちの実態に即したSNS相談体制をつくりあげてほしいものです。

夏休みではありますが、いじめ加害者から呼び出される、あるいは家に押しかけてくるという、夏休みならではの相談事例もあります。
また、休み前のいじめ問題で学校とやり取りしている方もいらっしゃいます。
どうか、ご遠慮なくご相談していただければと思います。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
http://ameblo.jp/kzizawa/
Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawa
Twitter: @kzizawa

 

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[ 2017/08/04 12:30 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

「子どもたちに道徳を教えるということ」 -モラルジレンマを超えて- 

170727 赤い魚とスイレン

「子どもたちに道徳を教えるということ」
-モラルジレンマを超えて-


 いじめ事案を扱っていると、「現代の子どもたちは、どうしてこうも善悪がわからないのだろう」、と感じることがあります。
 いじめの加害者と被害者の境界線がはっきりしないだけではなく、「何か考え方の訓練ができていないのではないか」 と、スクールソーシャルワーカーの私としても困惑することが多々あります。

 この子どもたちの善悪に対する意識低下の背景には、小中学校の道徳の授業、「モラルジレンマ」 教育の方法に原因がありそうです。
 「モラルジレンマ」 教育とは、二律相反する命題を示して、どのようにすべきかを考えて意見を述べあうという授業方法です。
 もともとは、自主的な討論の力を引き出したい、というのが出発点なのだと思われますが、「結論は出さない」 という姿勢には疑問を感じます。未熟な小中学生に対しては、結論を示さない以上、混乱させるしかない、というのが実感です。

 この件で、どう考えたら良いかは、いじめから子供を守ろうネットワーク井澤一明代表の、2015年3月のブログ 「道徳教育のモラルジレンマ」 に 「指針」 がありますので参考にしてください。
→http://mamoro.blog86.fc2.com/blog-entry-1785.html

 今回は、実際の道徳授業を観て、何が間違っているのか解説したいと思います。ある日の授業を取り上げてみましょう。
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テーマ: 「ぜったい、ひ・み・つ」

 夏休みを目前にした7月初め、私たちの中学校では期末テストも終了し、夏の大会をめざして活気づきはじめていた。バレー部も大会に向け、全員が一致団結して練習に励んでいた。

 しかし、2年生の典子だけが元気がない。同じバレー部の吉江は心配になって話しかけた。
 すると典子は、「父親の仕事の都合で引っ越すことになったんだ。大会の練習に打ち込んでいる、みんなの前ではどうしても言い出せなかった」 と話してくれた。

 吉江にとって親友の典子が転校してしまうのは寂しいことだ。
 吉江は典子のために 「お別れ会をしよう」 と、バレー部のみんなに相談を持ちかけた。
 もちろん典子には内緒で。なぜって、「そりゃ、何にも知らない方が何倍もうれしいだろう」 という意見が通って、「ぜったいにひみつ!」 にすることにしたのだ。

 引っこしは7月25日に決まっていた。前日の24日にお別れ会をすることにした。部活の顧問の先生にも頼んだ。

 練習の合間や帰り道に、お別れ会の出し物のことや役割なんかを相談しながら帰る日が続いた。しかし、典子をその話の仲間に入れるわけにはいかない。帰り道も、今までは一緒だったけど・・・。

 お別れ会も近い、終業式の前日の19日、典子は学校を休んだ。欠席の連絡もない。心配になった吉江はバレー部のみんなと一緒に、部活の帰り道に、典子の家に寄ってみた。
 典子は叫んだ。「どうして、仲間はずれにするの。今まではあんなに仲良くしていたのに。だから、もう学校にも部活にも行かない。どうしてなの。」
 困った。みんなの目は、「ぜったい、ひ・み・つ!」 と言わんばかりだ。
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【質問】: このテーマが提示され、教師は次のように質問しました。
 吉江は、典子にお別れ会のことを言うべきか。
 それとも、言わないで練習に出るように説得すべきか。

 この質問に、子どもたちの答えは半分半分に分かれました。

 「典子にお別れ会のことを言うべき」 と考える子どもたちは、以下の理由をあげました。
・お別れするのに、典子にモヤモヤさせちゃって悪いから。
・このままだと学校にこないまま、嫌な思い出のまま転校することになるから。
・このまま言わなかったら来ないかもしれないから。
・最後は、みんなで仲良く終わりたいから。
・嫌な気持ちをしているのに、驚かせてもあまりとうれしくないと思うから。
・お別れ会をするから、それを話していただけと正直に言ったら良いと思う。
・明日来ないと終わり。
・仲間はずれをしたと思われたくないから。
・そもそも典子のためなのに、典子がそんな思いをしているのに、隠す必要がないから。
・お別れ会のことを言わないと学校にも部活にも来ないで、お別れ会ができないから。

 「言わないで練習に出るように説得すべき」 と答えた子どもたちの考えは次のようでした。
・みんなで決めた秘密は守るべきだから。
・せっかく今まで秘密にしていたのに、ここで言ったら、みんなに責められそうだし、みんなを説得しないといけなくなるから。
・典子を説得して来てもらって、お別れ会をしたら、うれしさも大きいと思うから。
・典子がいないときに話し合い、バレー部の時は普通に接したほうがいい。
・親友だからこそ、言わない。
・「ぜったい秘密」 で準備しているから。
・一番の思い出にしてもらいたいから。
・帰る時や練習の時に誰か一人は典子のそばにいて、後からみんなに話し合いの内容を聞けばいい。
・なんとか説得して来てもらえば、お別れ会で仲直りできるから。

 この道徳授業では、クラスみんなで様々な意見でにぎわいました。でも、先生は結論を出さずに終わってしまいました。
 「仲間の思いは、いろいろあるんだな」、「みんな意見があって、それぞれわかるよ」、「それぞれ、みんな正しいね」、「結論は無いです・・」

 このままで良いとは思えません。先生であれば、示すべき道があるはずです。
 何点か問題点を述べてみます。

 第1に、「目的」 と 「手段」 をごっちゃにしてはいけない、という点です。
 「目的」は、典子のためにお別れ会をして、喜んでもらうことです。動機として、友だちを愛する気持ちがあり、それが尊い思いなのです。実行行為として、みんなで話し合い、出し物の準備をしたりします。それが素晴らしいことなのです。そして、その方法として、サプライズのために「秘密」という「手段」を選んだわけです。
 「秘密」 は典子に喜んでもらうための 「手段」 に過ぎないのです。
 また、「秘密をばらして、みんなに自分が責められるのでは・・・」 という考えは自己保身にほかなりませんので、注意してあげることが必要でしょう。

 第2点、それぞれの 「時」 や、「人」 の立場、そして、その 「場所」 で善悪の判断も変わることを理解していない点です。
 「お別れ会」 の相談を始めた最初のころから、「典子がいないときに話し合い、バレー部の時は普通に接する」 とか、「帰る時や練習の時に誰か一人は典子のそばにいて、後からみんなに話し合いの内容を聞けばいい。」 などの配慮をすれば、秘密を守りながら、誤解をまねくことなく、「お別れ会」 の準備をすることができたでしょう。
 その意味で、初期のころならば、「言わないで練習に出るように説得すべき」 の中の意見で良いでしょう。

 3点目、教材の文章を最後まで読むと、何も配慮をしないで典子以外で相談したため、事態は険悪な方向に進んでいる点です。
 最悪な事態は、典子が仲間はずれにされたと思い込んだまま、学校にも部活にも来ずに転校することです。それを 「回避するためには、どうしたら良いか」、という視点で、考えるように導くことが忘れられているように思います。
 私としては、「お別れ会をするから、それを話していただけと正直に言ったら良いと思う。」、「そもそも典子のためなのに、典子がそんな思いをしているのに、隠す必要がないから。」 という意見を採用せざるを得ません。

 子ども達には、必ず結論を示して教えなければなりません。結論を示さないことが子どもたちの成長を促すかのように考えるのは間違いです。必ず、善を教えて、不安を払拭していただきたいと思います。

 ときとして、社会的に未成熟な子どもたちは、集団の空気や風に流されます。
 大勢の意見が正しい、大勢の人の気持ちが大事とばかりに、「ぜったい、ひみつ!」 にこだわれば、大切な仲間の心に悲しみを植え付けたまま、永遠のお別れになってしまいます。
 ですから、声の大きい人、力関係の上下に関わりなく、「誰が正しいのか、ではなく、何が正しいのか」、を考える訓練は、子どもたちにとって、とても大切だと言えましょう。

 これが 「みんなでいじめをしていることは絶対にヒミツ!」 というケースであれば、まったく洒落になりません。隠ぺいという恐ろしいヤミになってしまうでしょう。

 教師は生徒に、何が正しいのかを判断し、実行できる人になるよう導くことが大切です。それができる道徳教育が望まれます。

 それでは、最後に、有名なモラルジレンマの事例問題を解いておきたいと思います。
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【事例】
 気のお母さんを看病している親孝行な息子がいます。
 お母さんは、今、死にかけています。お母さんを治すには、隣町の薬局店にある高価な薬を飲ませるしかありません。しかし、薬を買うお金がありません。
 息子は、お母さんを死なせるか、それとも薬を盗むべきでしょうか?
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 私は、かつて少年院の中で、このモラルジレンマ事例を使いながらも、哲学的パラドックスに陥ることなく、「善とは何か」を教えていた、私が尊敬してやまない今は亡き老先生の授業を紹介します。

 老先生は非行少年たちに語っていました。
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 「君たちは、短絡的に考え行動し、人を傷つけたり、人の物を盗んだりして、ここに入りました。これからは、決して、犯罪や不法行為をしないと誓ってください。

 ですから、どんな理由があろうとも、薬を盗んではいけません。
 どうしても、お母さんの命を救いたいのであれば、立ち止まり、考えてください。今、あなたにお金がなかったとしても、あなたのお母さんを救いたいという気持ちが本物であれば、かならず手助けして、希望をかなえようとしてくれる人たちが現れます。だから相談してみてください。
 お金の工面の仕方を知ったり、仕事も紹介してくれるかもしれません。先に入院する方法もあるかもしれません。必ず、お母さんは助かると信じてください。

 もしも、助からなかったとしても、決して人を恨んではなりません。助けようと思いを寄せてくださった人々に感謝してください。そして、お母さんを大切に思った、自分自身を誇りに思ってください。

 あなた方には、未来への希望と、“これから” という時間という宝物があります。
 だから、けっして悪い思いで心を曇らせたりしないで、あきらめず努力し工夫することを選んでください。

 どうしても、運命があなたの思い通りにならなかったとしても、天を恨んではなりません。
 天はあなたにのり越えられない運命は与えません。苦難を乗り越えたとき、人間として魂の勲章を得られるのです。

 私は、あなた方が立派な大人になることを信じています。どうか、先生の言葉を思い出してください。あなたが思う時、必ず先生はあなたのかたわらにいます。」
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 いかがでしょうか。この先生の思いを、子どもたちに伝えてあげていただきたいと思います。

スクールソーシャルワーカー 村崎京子(仮名)


 

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[ 2017/07/27 15:15 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

◆◇ 夏休みを前にして ◆◇ 

170720 夏の親子

◆◇ 夏休みを前にして ◆◇

先日(7月18日)、NHKの 「クローズアップ現代+」 で、子供のいじめ自殺をテーマに番組が放送されました。
取手市のいじめ自殺を中心に、「学校現場で、なぜいじめを認めないのか」、「その対応策はあるのか」、という話題で進められました。

教育現場の問題の一点目として、過度に生徒の立場を考えてしまう傾向があることを取り上げていました。
そのため、「生徒たちを刺激しない」 ことが重視される為、アンケートにしても、質問があいまいになってしまい、正確な情報がとれない状況になっていると報告されていました。
二点目に、「生徒たちを犯人扱いしたくない」 という配慮から、突っ込んだ質問が出来ず、いじめ解決に至らないという矛盾点が見えてきました。
三点目としては、担任から校長、校長から教育委員会、教育委員会から市長村長と、「事が大きくなると大変だ」 という意識が働いて、「無いことにしてしまう傾向」 も指摘されていました。
問題のあった取手市の教育長もインタビューに答えていましたが、やはり、いじめ被害者側に立つというよりも、今もなお自分達側に立っているようにしか感じられませんでした。

このような問題の対応策案として、大津市の、いじめ対策専門の教師を市内のすべての小中学校に配置するという取り組みが紹介されました。
これは、第三者の目でいじめの早期発見を目指すものです。
加えて、学校の外から目を光らせる仕組みとして、市長が指揮をとる、いじめ防止対策推進室を設けて、そこには弁護士や臨床心理士が相談を受けるようにしています。
教育委員会からも連絡が入るようにし、生徒、保護者などからも、直接相談を受ける窓口としての機能を持っています。
確かに、この様な仕組みは大切ですが、問題は、この仕組みがどこまで機能するかだと思います。
番組では、成功事例も紹介していましたが、大津市では、いじめ問題の報道もいくつかあり、この仕組みがより有効に働くように、今後の動向を見守りたいと思います。
そして、こういった仕組みは、有効な面があるので、ぜひ他の自治体でも作っていってほしいと思います。

さて、まもなく夏休みです。
これからの毎日の中で、保護者の皆様には、気を配っていただきたい点があります。
それは、子供たちの変化です。
夏休み前と、夏休みに入ってから、そして夏休みが終わる前。
こういった時期で、子供たちの表情や、健康状態など、
何か普段と変わったところがないかを観察していただきたいのです。

学校でいじめを受けている子に取って、休みというのは、そのいじめから解放される時なのです。
ですから、どことなく明るくなったとか、食欲が出てきたとか、安心感が良い変化として現れる部分があるかと思います。
そういう変化が出てきた場合は、学校でいじめを受けている可能性があります。その時には、焦らず、じっくりと子供と話す時間を取って、学校での様子を聞いてあげてください。いじめの事を話してくれたら大成功です。

ただ、話してくれなくても、子供に詰め寄らないように、静かに見守ってあげてください。こちらが注意していると、何処かではっきり気づくチャンスは出てきます。
今は、保護者の皆様も、お仕事などでお忙しいとは思いますが、こういう時期に、子供の変化を掴むことは、子供を守っていくこと対して、とても大切なことです。

子供たちの小さなサインを見逃さず、その機会を大切にして、お子さんの学校生活を守っていただけたらと思います。
そして、いじめの事実がわかったら、早いうちに学校とお話をして下さい。
そんな中でわからない事などがございましたら、ご遠慮なくご相談ください。
よろしくお願いします。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和


 

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[ 2017/07/20 17:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)